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篠原修司のこれがおいしい 第22回

:うれしい新物ウニ。

スシローでウニ100円、大切りネタも100円の「豪華共演」!うまくて何皿もリピしてしまう

2020年09月03日 11時40分更新

文● 篠原修司 編集●ASCII

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 回転寿司チェーン「スシロー」が、8月26日から9月6日までの期間限定で「豪華共演ぜんぶ100円!」キャンペーンを開催している。

 今回のキャンペーンでは、新物のウニが1貫100円で食べられる。キャンペーン期間は6日(日曜日)までだ。スシロー好きの人は今のうちに食べにいくことを強くオススメしたい。

「豪華共演ぜんぶ100円!」のネタは?

 「豪華共演ぜんぶ100円!」の100円ネタは以下の5皿。

  • 新物!濃厚うに包み(100円)
  • 国産大切りはまち(100円)
  • 大切りうなぎ(100円)
  • 大切り真いか(100円)
  • 大切りまぐろ(100円)

 うに、はまち、うなぎ、真いか、まぐろと人気のネタが100円のため、みんながニコニコできる嬉しいキャンペーンだ。

・大切りまぐろ(100円)

 ウニが100円と興奮した。しかし、やはり最初はマグロからいきたい。好物はあとに取っておく派なのだ。

 このスシロー食レポを読みにきて頂いている読者には申し訳ないのだが、「美味しい」しか言いようがない。

 スシローのお寿司はどれもこれもおいしいため、壊れたラジオのように「オイシイ! オイシイ!」と書き続けている。写真を添えて「美味しいです」と書いただけの文章を編集部がいつまで許してくれるのかはわからない。

 今日のマグロももちろんおいしく、大切りのため分厚く感じられる。というか口の中でそのようにマグロが主張してくる。大切りのマグロは、いつものマグロより強いのだ。

・大切り真いか(100円)

 続いてイカだ。イカのようなネタの場合、最初に塩、次に醤油、という食べ比べをしている。

 食べ比べをすることでどちらで食べる方がおいしいのかを調べているつもりだが、最近、これは好みの問題ではないかと気付いてきた。

 スイカに塩をかけて食べるか、かけないで食べるかのような問題であり、それぞれが好みの味付けで食べればいいのだ。そうなのだ。

 もちろんイカもおいしかった。ねっとりとコリコリがほどよいバランスで両立している。

・国産大切りはまち(100円)

 次はハマチだ。食べる前にわかるが、脂がすごい。テカっている。“ツツツ”と醤油をかけると、ネタの表面をトロトロと滑り落ちていく。この脂に負けた醤油が流れていく様子が好きだ。

 ハマチの身はしっかりとした歯ごたえがあり、それでいてトロ成分が「このハマチを甘くみちゃいけませんぜ」と旨さを訴えてくる。

 こちらとしてはもう「ヘヘー」と頭を下げるほかない。

 そんなハマチが2貫もあって100円だ。「スシローはこれで儲かっているのだろうか?」と心配になってしまう。いや、この場合はその値段でこの味を出せるハマチの方がすごいのか。

ウニ100円。2皿食べても200円、3皿食べても300円。うれしくてリピしてしまう

・新物!濃厚うに包み(100円)

 ここでようやくウニをチョイス。このウニを楽しみに今回は足を運んでいる。実はこの日、もともと昼食は天ぷら屋に行こうとしていた。

 ただ、その途中で空模様がどんどんと怪しくなり、「そう言えばこの近くにスシローがあったなぁ。スシローといえば今日からウニが100円だ!」と気が付き、天ぷらから寿司に乗り換えたのである。

 結果、乗り換えた甲斐のある味だった。おそらくここからウニを立て続けて食べ続けることになるのは間違いない。

 ウニを3貫食べた。理性でストップがかけられなかった。それほど、おいしかった。スシローに足を運ぶ原因となった悪天候にさえお礼を言いたいくらい。

 編集部の人が「なんでこんなにウニばかり食べてるんですか?」と訝しがるかもしれない。そこはまあ許して欲しい。

・大切りうなぎ(100円)

 100円寿司の最後として食べたのはうなぎである。ネット上では絶滅危惧種だのなんだの騒がれており、あまりウナギを食べに行くことはなくなってしまったが、せっかくスシローで特集されているのでありがたみを感じながらいただくことにする。

 味はまさにウナギ。「おいしかったがやはり食べない方が良かったのじゃないだろうか?」と自問自答しているうちに、ウナギは口のなかから消えてしまった。

 つまりウナギなど最初から存在しなかったのではないだろうか。そうに違いない。

100円ネタじゃないけどインドマグロの大皿はやっぱり頼んでしまう

 そして次のネタに悩んでいたところ、店内放送でインドマグロの大皿を宣伝する声が聞こえてきた。

 ……頼んでしまった。

・天然インド鮪7貫盛り 980円

 天然インド鮪7貫盛りはたたき身2巻、中トロ3貫、赤身ヅケ1貫、大トロ1貫の構成だ。

 まずはたたき身から。どっしりと重く、それでいて食べ応えがある。たたき身のため柔らかく、年を取ってもこれだけはずっと食べられそうだ。

 続いて中トロだ。中トロが3貫もあるのだから、これはかなり贅沢だ。天然インド鮪7貫盛りは980円と少々値が張るが、それだけの価値があると納得できる。

 そして赤身のヅケ。青紫蘇のさわやかな香りのあとに、熟成されたねっとりした旨さをもつマグロがやってくる。

 そのまま青紫蘇やゴマの香りとともに幸せになれる。インド鮪の赤身ヅケは単体で100円皿としても出して欲しい。

 最後の大トロはもう見た目から「俺様はこの皿のなかで一番高いんだぞ」とえっへんしており、その脂のノリには醤油もかなわない。

 口に入れるとそのトロっぷりは一段とすごく、さきほどあれほど楽しめた中トロも大トロの前にはかすんでしまうのだった。

 大トロはぜひ最後に食べて欲しい。

・白ばい貝食べ比べ(生・炙り)(300円)

 少しトロが続いたので、ここであっさりとした白ばい貝食べ比べを注文した。

 生と炙りの食べ比べで、生は想像どおりコリコリとした歯ごたえを楽しめた。

 そして炙りはと言えば半生な仕上がりで、あのコリコリとしたばい貝が柔らかくなっていることに驚かされた。炙りの良い香りもあり、生と炙りでこんなにも味が違うのかと感心させられる。

はずしかもと思えた「鶏ごぼうラーメン」が……

・匠のまかない鶏ごぼうラーメン(330円)

 〆として匠のまかない鶏ごぼうラーメンを注文した。匠の一皿、第十三弾だ。

 やってきたラーメンの蓋をあけると、周りに伝わるほどゴボウの良い香りが漂い始める。

 「ゴボウのあの風味がすべてもっていってしまうのでは?」という気がして、おそるおそる麺をすすったが、意外にもそこまでのゴボウ感はなく、それよりも出汁の旨味が勝っていた。香りはあくまでも出会いであり、この料理のメインはラーメンなのだ。

 ホロホロと優しく崩れる鶏団子と、柔らかく優しい味のスープ。ラーメンであるものの、和食の椀物に近い印象をうけた。ゴボウが苦手でなければ、このゴボウ出汁の美味しいスープを味わって欲しい。

デザートまで堪能するのがスシローの醍醐味

・宇治抹茶香るくちどけケーキ(300円)

 デザートには宇治抹茶香るくちどけケーキを食べた。ほんのりと抹茶の苦みがあるふわふわスポンジケーキと、いつものミルク感の濃いべつばらクリームが組み合わされている。

 スポンジケーキだけ食べても美味しいが、クリームと食べたときの相性がとても良い。一緒に食べることをおすすめしたい。

 「豪華共演ぜんぶ100円!」キャンペーンは9月6日まで。今週はウニを食べにスシローへ行こう。

※記事内の価格表記は「税抜」です。

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筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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