エンターテインメントに対する鑑賞者やプレイヤーの飽くなき欲求から、過剰に進化し過ぎたCGの世界やVRやARの世界。昨今のゲームの世界のスーパーリアリティには、ただ驚くばかりだ。
Pixoo Backpackにスマホからピクセルアニメーションを転送して近所を散歩して見た。街灯のある比較的明るい夜道だが、鮮明度は抜群だ!
しかし人間とは勝手なもので、極端にテクノロジーが進化して従来不可能だったことが可能になってくると、なぜかそれとはまったく逆のシンプルなモノに惹かれるらしい。
海外では"ピクセルアート"と呼ばれることが多く、日本では"ドット絵"という呼び方の方がポピュラーな1970年代のアーケードゲームやホームビデオゲームで多く見られたグラフィックアートがある。
今回の衝動買いはこのをピクセルアートを、いつでもどこでも表現できるピクセル表示ディスプレーを取り付けた「Pixoo」(ピクソー)と呼ばれるバックパックだ。イメージ的にはこのコラムで2018年9月にご紹介した、Bluetooth経由でスマホから送るさまざまな情報を、ピクセルアートとして表現する"TIMEBOX-MINI"のバックパック版だと考えて良いだろう。
TIMEBOX-MINIは11×11ピクセル(合計121ピクセル)だったが、Pixoo Backpackは16×16ピクセル(合計256ピクセル)とピクセル数的には2倍以上大きいのが特徴だ。
Pixoo Backpackは単なるバックパック型のピクセルアート看板としてではなく、モノを収納するバックパックとしてもしっかりと企画制作されている。内部にはお約束のパソコン(大型タブレット)用コンパートメントをはじめ、キーリング、複数の小さな収納部分、傘やペットボトル用のコンパートメントが用意されている。
Pixoo Backpackは、ピクセルアートの連続的表示のために駆動電源として必ずUSBモバイルバッテリーを必要とする。筆者はAnkerの5000mAhのモバイルバッテリーを内部のポケットに収納している。このバッテリーで数時間ほどピクセルアートを表示し続けることが可能だ。
加えて筆者は自分の好きなタイミングで、ピクセルアートの表示をスタート/ストップすることを考え、市販の"USBケーブル電源オンオフスイッチ"を購入し併用している。このケーブルの中間に位置するこのスイッチ部分さえ、バックパックの外側に引き出しておけば、いちいちバックパックを下ろして、ジッパーを開けて内部の電源を操作することなく好きな時に電源オン/オフが可能だ。
Pixoo Backpackの背中に当たる部分には、ジッパー開閉の薄型セキュリティスリーブが2ヵ所。一般的なキャリーバッグの持ち手に、Pixoo Backpackを一時的に引っ掛けるためのフックベルトが配置されている。

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