Ryzen 9 3950X搭載Twitter用PCの組立からスタートした不定期ロードテスト第2回は、セットアップとベンチマークだ。もっぱらベンチマークはスッピン状態で実行するものだが、運用時にはあれこれ起動しているもので、おおよそ本稿は泥臭い環境下での性能チェックになる。
なお計測に合わせて4Kパネルに変更を目論んだが、ほどよい性能の製品が軒並み、テレワーク需要2ndウェーブで売り切れており、フルHD環境のままだ。
パーツ構成 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 3950X」 (16コア/32スレッド、3.5~4.7GHz) |
CPUクーラー | ZALMAN「CNPS20X」 (サイドフロー) |
マザーボード | ASUS「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」 (X570、Mini-DTX) |
メモリー | aiuto「AU-2XM378A4G43AB2-CWE」 (DDR4-3200、32GB×2) |
ビデオカード | ZOTAC「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI」 (GeForce RTX 2060 SUPER) |
ストレージ | Seagate「FireCuda 520 SSD ZP500GM3A002」 (M.2 SSD、PCIe 4.0、500GB) KIOXIA「EXCERIA PLUS NVMe SSD-CK1.0N3P/N」 (M.2 SSD、PCIe 3.0、1TB) Western Digital「WD Blue WD40EZRZ-00GXCB0」 (3.5インチHDD、4TB) KIOXIA「EXCERIA SATA SSD-CK480S/N」 (2.5インチSSD、480GB) |
電源ユニット | Seasonic「FOCUS-PX-750」(750W) |
PCケース | NZXT「H210i」 |
OS | Windows 10 Homeパッケージ版(64bit) |
まずフルロードで初期不良などの問題がないかを見る
ほとんどの読者もそうだと思うのだが、組み上げたら負荷をかけてみて不具合がないかのチェックから入る。筆者規定だとフルロード48時間クリアが最低条件。今回は別の作業をしつつ、設定を変更しての48時間マラソンを実行した。
●設定1
電源設定:高パフォーマンス
Core Performance Boost:Auto
Precision Boost Overdrive:Auto
●設定2
電源設定:高パフォーマンス
Core Performance Boost:Enable
Precision Boost Overdrive:Enable
●設定3
電源設定:高パフォーマンス
22%オーバークロック(4.275GHz固定)
上記構成でそれぞれ48時間のクリアを確認した。オーバークロック環境も含むが、オーバークロック状態で常用レベルを確認したうえで定格運用になる。設定1は常用想定で、設定2がもっとも爆熱状態になり、CPU温度は90度に張り付きだった。
後述するベンチマーク関連のページで触れているが、設定1と設定2ではCPU温度と消費電力傾向が大きく異なる。定格運用であれば設定1だけでいいのだが、過去の自身の傾向から遊び始めるだろうということで、設定2も実施した。
設定3はほんとどオマケだ。今回の環境でCPU使用率を100%にした際、Ryzen 9 3950Xは3.8~3.9GHzをウロウロしていた。これをオーバークロックしたらどうなるのか気になったからだ。