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様々な箇所が細かくカスタマイズ可能で理想の座り心地に、熱を逃がす構造がスゴイ

座れば座るほど実感する腰のフィット感、ハーマンミラー×ロジクールG「エンボディゲーミングチェア」は1日中座って仕事とゲームする今超欲しい

2020年08月04日 09時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

東京丸の内にあるハーマンミラーショップで実際に「エンボディゲーミングチェア」に座ってみた

 7月23日に、ロジクールのゲーミングブランド「ロジクールG」とハーマンミラーが共同で開発したゲーミングチェア「エンボディゲーミングチェア」が発表された。

 エンボディゲーミングチェアは、ハーマンミラーの「エンボディチェア」をベースにゲーミング向けに進化したモデルとなる。生体力学、視力、理学療法、人間工学を専門とする30名以上の医師と研究者からの意見をもとにデザインされたエンボディチェアは、オフィスワークなどで長時間座っていても身体に負担がかかりにくいと評判だったモデルだ。しかし、オフィスワークよりさらに長時間“集中”して座り続けるゲーマー向けの製品になるには、更なる進化が必要だった。

 そこでハーマンミラーは、ゲーミングデバイスのプロであるロジクールGと、ゲームのプロであるプロゲーマーの意見を取り入れ、さらにゲーマーのニーズを知るために2年を費やして、エンボディゲーミングチェアを生み出したのだという。

エンボディゲーミングチェア

背面には、ハーマンミラーとロジクールGのロゴが

内側にはロジクールGのロゴがある

 エンボディゲーミングチェアの価格は21万4225円と、ゲーミングチェアとしてもかなり高額な部類に入る。現在自宅で4万円ちょっとのゲーミングチェアを使っているのだが、それでも購入時には奮発したと思っていた私にとって、20万円を超えるゲーミングチェアは高すぎるというのが印象だった。しかし、今回東京丸の内にあるハーマンミラーショップで実際にエンボディゲーミングチェアに座ってみたところ、その印象はガラリと変わった。

ユーザーごとに理想の座り心地が実現できるよう細かく調整できるのがスゴイ

 エンボディゲーミングチェアに座ってまず驚いたのが、腰のフィット感だ。ゲーミングチェアといえば、ランバーサポートが付属しており、それを腰にフィットさせて負担を軽減させるといったモデルが多い印象だ。しかし、エンボディゲーミングチェアはランバーサポートなしで腰にフィットする感じがある。

横から見ると腰が当たる部分にカーブがある。ここが腰にフィットするのだ

 エンボディゲーミングチェアの基になったエンボディチェアもそうだが、背骨のもっとも低い位置である仙骨と腰部をサポートする「PostureFit機能」によるものだと思われる。加えて、右後ろにあるレバーを回すことで、ユーザーごとに異なる背骨のカーブに沿うように調整できる。実際にレバーを回すと、背もたれの上半分が徐々に前後動くイメージ。自分の背骨にフィットするところで止められるので、座っていても立っているときと変わらないくらいの姿勢を保つことができる。何段階調整なのかわからないくらい細かく調整できることにも驚いた。

アームの後ろにあるノブで、背もたれを背骨のカーブにフィットするよう調整できる

 エンボディゲーミングチェアは、調整できる場所がかなり多い。アーム部分は高さだけでなく左右に動かせる。エンボディゲーミングチェアに座って気付いたのだが、私は仕事中は文章作成のキーボードによく触れる左腕を、ゲームプレイ中はエイムをブラさないように右側のアームを使っている。これは、現在使用しているゲーミングチェアのアームが左右に動かないためだ。これに対し、エンボディゲーミングチェアは左右に動かせるため、左右どちらかに体重を掛けることなく、理想の位置で作業やゲームプレイが可能なのだ。

アーム下のボタンで高さ調節が可能

アームは左右にも動かせる

自分の理想の位置に持ってこれるのはうれしいポイント

 加えて、座面の高さ調節はもちろん、座面の前方をスライドさせて奥行を調節できる。そのほか、リクライニングのテンションの強弱なども調整可能。ハーマンミラーのイスを使ったことがある人にとっては当たり前かもしれないが、ユーザーごとの理想の座り心地を実現するために、様々な場所が調整できるのは正直スゴイと思った。

座面の前部分の奥行調整が可能

座面の前部分についているレバーを引っ張ることで奥行調整ができる

もちろん、イスの高さ調節も可能

このレバーでリクライニングの硬さ調節が可能

長時間集中して座り続けるゲーマーのための改善点も“わかってるなぁ”と思える部分

 以上は、ベースとなったエンボディチェアのよさの部分だ。ではエンボディゲーミングチェアは何がゲーマー仕様になったのか。まずは、背もたれ部分と座面に従来とは異なるファブリックが採用されている。従来と比べると厚みがあり、よりクッション性が増している。加えて、背もたれと座面部分に従来にはなかったくぼみが採用してある。この窪みは、中心から外に向かって熱を逃がしてくれる構造になっているのだという。

中心から外に向かって熱を逃がしてくれる構造の窪みを、背もたれと座面部分に採用。長時間座ることによる熱の蓄積を軽減する、銅粒子入りのクーリングフォームも取り入れている

 さらに、長時間座ることによる熱の蓄積を軽減する、銅粒子入りのクーリングフォームを採用。ゲーマーにとって、長時間座っても熱がこもらなくなっているというのはうれしいポイント。現在自宅で使っているゲーミングチェアを購入する際にとくに気にしたのが、素材と熱対策だった。実際に購入してみて、明らかに座面の硬さと熱さで座りなす回数が減った。

背もたれの後ろ側には、半透明性の柔軟なポリマーが採用されている。ロジクールGの彷彿とさせるカラーリングもいい

 エンボディゲーミングチェアは、この2つを見事に、しかもさらに高いレベルで対策している。ゲーマー仕様として進化した部分がこの2ヵ所というのは、さすがゲーマーのニーズをしるために膨大な時間をかけただけあるなと感じる部分だ。

 また、ハーマンミラーショップにはゲーミングデスク「オーグメントレシオゲーミングデスク」と「オーリンモニターアーム」も展示してあった。

オーグメントレシオゲーミングデスク

 オーグメントレシオゲーミングデスクは、タッチスイッチによる高さ調節が可能。高さはかなり上げることができるため、ちょっと気分を変えて立って作業といったこともできる。また、ゲーミング仕様として、マットブラックの防汚加工と反射防止加工で仕上げてあるのも特徴だ。

ボタンで昇降が可能

高さはおよそ650~1250mmの間で調整可能。かなり高くまで上げられるので、気分転換に立って作業なんてことも可能だ

 オーグメントレシオゲーミングデスクの価格は、22万3390円。こちらもなかなかの価格ではあるが、実際に目の前にしてみると、広々としたスペースに高級感のある仕上げ、さらに昇降機能と、まさに至れり尽くせりで、これくらいの価格は普通だなと感じた。最強のゲーミング環境を目指したいという人は、こちらもチェックしておいたほうがよさそうだ。

オーリンモニターアームも展示してあった。可動域が驚くほど広く、動きもスムーズだ。こちらの価格は4万1470円

在宅勤務によって、ゲーミングチェアがゲームプレイ時だけでなく1日中座るイスになった

ゲーマーとして、ゲーミングデスクの質を上げたい人にとっては必見のプロダクトであるのは間違いないだろう

 個人的な話になるが、在宅勤務になり会社に行く機会が減ったことで、今までは帰宅後のゲームプレイ時に座っていたゲーミングチェアが、今では仕事中にも座るイスになった。仕事をして、終わったらゲームをプレイして、つまり1日中座るイスになったわけだ。プロゲーマーでもない限り、ここまで長時間ゲーミングチェアに座り続けることはそうそうないと思っていた。

 正直今までの私であれば、エンボディゲーミングチェアの価格をみたら即諦めるのだが、気になってハーマンミラーショップまで足を運んだのは、以上のような生活の変化が理由の1つでもある。ハイエンドなゲーミングパソコン1台買うくらいの価格に収まっていると考えれば、1日中かつ長い期間座るのでそこまで高額ではないのではとも思い始めている。

 現在はハーマンミラーショップでの試座は完全予約制で、しかもかなり埋まっているとのことだったが、ゲーミングチェアを探している人はぜひ1度座ってみてほしい。購入を検討している人はもちろん、ゲーミングチェアでこの価格はちょっと……と思っている人も、考えが変わる人も少なくないはず。とりあえず私は、貯金を始めようと思う。

 また、オーグメントレシオゲーミングデスクとオーリンモニターアームも一緒に設置してある。この環境をすべてそろえるのにはかなりの投資が必要だが、それに見合うまさに最強のゲーミング環境になるはずだ。もちろん、どれか1つ購入しても十分環境はより快適になるはずなので、ゲーミングデスクの環境をハイエンドなものにしたいという人は、ぜひ足を運んでみてほしい。

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