CPUはMediaTek製を採用
多少の不満は残るが、ストレスには感じない
プロセッサーはMediaTek製のHelio P65(MT6768、2.0GHz×2+1.7GHz×6、オクタコア)を採用。実は日本市場で発売されるサムスン電子のAndroidスマートフォンにMediaTek製のプロセッサーが搭載されるのは初めて。
メモリーは4GBでストレージは64GB。microSDカードにも対応している。ストレージは最大512GBのカードまで利用できるので問題ないが、メモリーが4GBなのは低コストモデルとしてはいたしかないところ。画面スクロールやアプリの切り替えなどは、もっさりといった印象はないが、タッチ操作の追随性がやや気になる。タッチしてから画面がスクロールするまでほんの少しだが引っかかりを感じる。このあたりはハイエンドモデルのヌルヌル感と差があるといえるが、ウェブブラウザーなどのスクロール自体は高速なので、普通に使うぶんにはストレスがたまるほどのレベルではない。
各種ベンチマークの結果は下記のとおり。さすがにSnapdragon 855などのハイエンドモデルのプロセッサーと比較すると、Geekbench 5ではダブルスコアの計測結果となっている。グラフィック性能とあわせて比較すると、ミドルクラスの平均値といった結果だ。
ちなみにGeekbench 5の計測を2回連続で行ない、2回目の計測中に背面の温度を計測。カメラの右横あたりがもっとも温度が高く、約40度だった。ハイエンドのプロセッサーと比較すると発熱は抑えられているようだ。
ストレスなく操作できる基本スペックに、ハイクオリティな写真も撮影できるカメラ性能。5Gには非対応だが、現在のエリア展開から考えれば4Gでも十分というユーザーには、高コスパなスマートフォンとしてオススメできるモデルだ。
au「Galaxy A41 SCV48」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | サムスン電子 |
ディスプレー | 6.1型有機EL |
画面解像度 | 1080×2400ドット |
サイズ | 約70×153×8.1mm |
重量 | 約160g |
CPU | Helio P65 |
メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 10 |
カメラ画素数 | アウト:約4800万画素+800万画素 +500万画素/イン:約2500万画素 |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | ○/○ |
バッテリー容量 | 3500mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
カラバリ | ブルー、ブラック、ホワイト |
発売 | 7月以降 |
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ