レノボ・ジャパンは5月26日、「テレワーク環境ガイド」の無償公開を開始した。
ビジネスマンが効率よくテレワークを実施するための環境についての指針を示したもので、部屋、通信環境、通話環境、ディスプレー、ノートパソコンそれぞれについて、テレワークに最適なモデルを提示している。
テレワークを開始して以降ネットワーク速度に不満を感じている人やヘッドセット、セカンドディスプレーの購入を検討している人、またはそれらを提供する企業のIT担当者の参考になる内容が盛り込まれているという。
レノボ・ジャパンによれば、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によりニーズが高まるテレワークは、COVID-19の完全終息まで長期化が求められるほか、テレワークを経験したことにより、終息後もテレワークを主流とした「ニューノーマル」な働き方が一般的になることも予想されるという。
レノボ・ジャパンは2015年から無制限テレワーク制度を採用。回数に上限なくテレワークを実施する制度を整備し、社員にもテレワークに最適なツールを提供してきた。
今回の新型コロナウイルス対策では3月から、東京地区勤務の約1000人の従業員が90%以上のテレワーク率で勤務しているという。そこで、レノボ・ジャパンの経験をまとめ、一般社員が継続してテレワークを実施するための環境について指針を示したテレワーク環境ガイドを作成したとのこと。
また、レノボ・ジャパンではテレワーク制度を導入する企業サイドに対して、セキュリティー対策や勤怠管理といった、テレワーク普及のためのステップなどを示した「はじめようテレワークスタートガイド」も公開している。
レノボ・ジャパンは新型コロナウイルス終息以降も無制限テレワーク制度を継続し、ニューノーマルのモデルケースとなることを目指すとしている。