Ryzen 9 3950Xを冷やしてみた
X570チップセットを搭載するMSIのハイエンドマザーボード「MEG X570 UNIFY」や、DDR4-3200メモリー、NZXTのコンパクトミドルタワー「H510」などで構成したテスト環境に、16コア/32スレッドCPUのRyzen 9 3950Xと「Kraken M22」を搭載して、冷却性能と騒音値をチェックしてみた。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 3950X」 (16コア/32スレッド、3.5~4.7GHz) |
マザーボード | MSI「MEG X570 UNIFY」 (AMD X570チップセット) |
メモリー | CORSAIR「CMW16GX4M2C3200C16」 (DDR4-3200 16GB×2) |
ビデオカード | ASUS「DUAL-RX5700-O8G-EVO」 (Radeon RX 5700、GDDR6 8GB) |
SSD | Western Digital「WD Black SN750 WDS100T3X0C」 (NVMe M.2、1TB) |
電源ユニット | Seasonic「FOCUS-GX-750」 (80PLUS GOLD、750W) |
PCケース | NZXT「H510」 (ミドルタワー) |
OS | Windows 10 Pro 64bit (November 2019 Update) |
CPU負荷は、3DCGレンダリングソフト「Blender」の公式ベンチマークを実行。32スレッドのRyzen 9 3950Xでも処理に17分近くかかる作業を行なった際のPC状態を「HWiNFO」で記録。作業完了前5分間のCPU温度(「CPU (Tctl/Tdie)」)を抽出して、平均を出している。
騒音値はベンチマーク実行中に計測。計測条件は机の下に「H510」を設置し、椅子に座ったときに頭が位置するだろうPCケースのフロントトップから約60cm上としている。
そのほか「Kraken M22」のポンプ回転数はマザーボード側で3200rpm程度になる最大回転に設定し、ラジエーターファンはマザーボードのCPUコネクターのPWM制御としている。PCケースファンはラジエーターファン以外は、トップの排気ファンのみで、フロントは非搭載の状態にしている。
「Kraken」シリーズに標準で付属している「Aer P」シリーズの120mm径ファン1基のデフォルトのほか、静音性と風量に定評のあるNoctuaの120mmファン「NF-F12 PWM」へ変更した状態や、2基でラジエーターをサンドイッチにした状態もテストしてみた。
また、Ryzen 9 3900Xに付属しているAMD純正空冷CPUクーラー「Wraith PRISM」も、参考値として計測している。
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