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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第29回

【鉄板&旬パーツ】NZXTの水冷クーラー「Kraken M22」は16コアCPUを冷やせるか?

2020年05月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 ウォーターブロックのトップに、奥行のあるLEDイルミネーションを実現するインフィニティーミラーを備え、オールインワン水冷キットの鉄板のひとつに数えられているNZXT「Kraken」シリーズ。

 2月には、インフィニティーミラーを備えつつ、ミラー部の回転機構やポンプがパワーアップされた「Kraken X-3」と、CPUやGPUの温度などに加え、好みの静止画やGIFアニメーションを表示できる2.36インチの液晶モニターを備える「Kraken Z-3」シリーズを発売している。

 両シリーズとも、確実にオールインワン水冷キットの新たな鉄板のひとつになっているが、残念なことに140mmラジエーター採用モデルが販売終息になってしまった。

 CPU水冷クーラー(KRAKEN X62/52/42)との組み合わせでGPUが冷却できるようになるパーツ「Kraken G12」と相性が良かっただけに、完売前に1台確保しておこうかと、かなり悩んだほどだ。

 そんななか、新たに国内で販売がスタートしたのが、扱いやすい120mmラジエーターモデルの「Kraken M22」だ。当然、これまでと同じく、ウォーターブロックトップにインフィニティーミラーを搭載しており、コントロールソフト「CAM」からLEDカラーや発光パターンを制御可能になっている。

国内での取り扱いがスタートした「Kraken M22」。実売価格は1万1800円前後で、3年保証になっている

 120mmラジエーター&インフィニティーミラー搭載ウォーターブロック搭載は、非常に魅力的だが、海外では2018年から発売されていたモデルで、国内ではこれまで取り扱っていなかっただけの、若干古めのエントリーモデルになる。

 ラジエーターにポンプを内蔵する仕様なのでラジエーターの放熱面積が減少しているほか、ビデオカード水冷化アダプター「Kraken G12」にも対応していない。さらに「CAM」からポンプやファンの回転数制御ができないと、残念な点も多めだ。

 とは言え、貴重な120/140mmサイズのラジエーターを採用するオールインワン水冷キットだけに、その性能は気になるところなので、試してみることにした。

インフィニティーミラー搭載ウォーターブロックと、120mmサイズラジエーターを組み合わせている

ラジエーター中央部に、ポンプを内蔵。電源供給は3ピンファンコネクタを採用する

ウォーターブロック部は65×65×48mmと小型になっている

これまでの「Kraken X」とは、直径とマウンター固定部の形状が異なるため、残念ながら「Kraken G12」には使用できない

ビデオカード水冷化アダプター「Kraken G12」を120mmサイズのラジエーターで使うなら、水冷クーラーはThermaltake「Water 3.0 120 ARGB Sync」などを使うことになる

NZXTの総合ソフトウェア「CAM」。PC情報のモニタリングのほか、LED、ファン回転数などを制御できる

「Kraken M22」は、「CAM」からLEDカラーと発光パターンをカスタムできる

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