国内通話使い放題の裏側にある
RCSを用いた通話機能にも期待
実は筆者が最も注目しているのはRCS(Rich Communication Services)を使った通話システムである。これは前述したRakuten Linkアプリを用いた国内通話使い放題の裏側にあるものだが、一見、既存の格安SIMが提供している通話アプリと同じと捉えられやすい。
使い方自体は同じようなものだが、RCSのなかの「Wi-Fi Calling」機能を使っていることに特徴がある。楽天モバイルでは、移動中にネットワークが楽天回線とパートナー回線に切り替わっても通話が切れずに利用できるなどのメリットを訴求しているが、実体はさらに進んでいる。
たとえば携帯電話回線が圏外になってもWi-Fiなどなんらかのかたちでインターネットに接続していればRakuten Linkアプリで電話番号を使った発着信が利用できることもあり、楽天モバイルの付加価値としても期待できるのはもちろん、今後の可能性や発展性があり、非常に楽しみな仕組みとなっている。
楽天回線エリアの拡大次第で使い勝手が変わる
「Rakuten UN-LIMIT」
自宅を含む、行動範囲がすべて楽天回線のエリア外で、常時パートナー回線エリア(au回線)で使った場合、「月5GBの通信量と国内通話使い放題の格安SIM」となる「Rakuten UN-LIMIT」だが、もし、楽天回線エリアが今後大幅に広がれば、MVNOの格安SIMもサブブランドも寄せ付けないほどの強力なサービスになる可能性を秘めている。
また、いつまでもパートナー回線の提供元であるKDDIに接続料を払い続けるわけにもいかないことを考えると、自社エリアを広げざるをえない。自らお尻に火を付けている状況となっているため、ユーザーとしても上限無しの楽天回線が利用できる場所が増えると期待できる状況にある。
懸念があるとすれば、新型コロナウイルスの影響だ。エリア拡大は現場で設置作業をしてくれる業者やスタッフの協力が必要なほか、部材調達などの問題もある。また、世の中の経済状態の変化で何が起こるかわからない状況でもある。
楽天モバイルの頑張りとは直接関係ないものの、新型コロナウイルスの収束はあらためて願うばかりだ。
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