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KDDI高橋氏、楽天モバイルのau網接続時のプラン変更について「寝耳に水で驚いた」

2020年05月14日 16時17分更新

文● オカモト/ASCII

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 KDDI代表取締役社長の髙橋 誠氏は、2019年度決算説明会の場で、au網にローミング接続している楽天モバイルについて問われ、au網接続時の通信量を月5GBに増量したプラン変更について「正直言って寝耳に水で驚いた」と回答した。

KDDI髙橋 誠氏(2020年1月の発表会時)

 楽天モバイルは4月開始の自社回線サービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」において、月2980円の料金(現在は1年無料)で国内通話かけ放題、データ通信は自社回線で制限無し、自社ネットワーク外で接続するパートナー回線(au網)では月2GBと当初は発表した。しかし、実際のサービス開始のタイミングで、パートナー回線で月5GB、それを使い切っても1Mbps(従来は128kbps)と大幅に増量している。

 この内容変更についてローミングパートナーであるKDDIには発表前に通知などは無かったようで、「驚いた」とするとともに、設備面での問題から「よく協議しなければいけないと楽天さんにも申し上げた」とコメントした。

 また、「競争の観点からは警戒すべきだが、ローミング収入としてはプラスなので、両方の側面で見ていきたい」「新しいコンペティターとして、シェアを奪われないように、MVNOの楽天モバイルから離れる人たちに来てもらえるように準備もする」と、今後の競争激化に引き締めを図る発言もあった。

 

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