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アスキー編集部、在宅ワークはじめました 第1回

家事と自己管理を制すれば、在宅時のパフォーマンスが上がるハズ

ポストコロナ時代のサラリーマンは、「主婦」と「フリーランス」に学べ(編集者 連続コラム)

2020年04月08日 19時10分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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よい姿勢をキープできる座椅子(MTG 骨盤サポートチェア Body Make Seat Style)

家事の時間は悩みどころ

 最大の課題は、なにより家事に時間をとられてしまうことだ。

 うちのかみさんは在宅勤務とはほど遠い、紙の事務仕事中心の会社に勤めているので、こんな時期でも会社に毎日出社していく。そのため、私は毎食ランチや夕食を作らなければならず、後片付けまで含めて60~90分は仕事時間が削れてしまう。子供に手伝ってもらっても、仕事に充てられる時間はどうしても減る。タイマーアプリのToggleを使って集計したところ、平均で2~2.5時間は家事に費やしているようだ。

 家族持ちは特にそうだと思うが、掃除や洗濯、買い物など家事はどんどんわいて出てくる。電球が切れたら取り替えなければならないし、荷物が来たら受け取らなければならない。子供の習い事の進捗チェックや文房具の補充、家計簿の更新、兄弟げんかの仲裁(これがけっこう面倒)など、イレギュラーな「名もなき家事」は終わることを知らない。今となっては「ゴミ出しを家事とか言う夫を廊下に立たせたい」という主婦の気持ちが痛いほどわかる。

 今までこれらの家事をかみさんが自身の時間を削ってやってくれていたわけであり、母と父の役割が逆転したことで、その大変さを改めて痛感する。とはいえ、家事スキルは圧倒的に上がったので、男性はぜひチャレンジすべきだと思う。

時間と体調管理の大変さを実感 気がつくと夕方に

 もう1つの課題は自己管理だ。こうして家事をこなし、合間に仕事をやっていると、どうも自分に甘くなる。なにしろ子供たちは横でゲームやテレビ三昧なので、私も「ついつい」ゲームやテレビに興じたり、ソファーで昼寝してしまう。気がつけば夕方になっており、夕食の支度や洗濯物の取り込みが待っている。

 ただですら仕事時間が削れているのに、ゲームや昼寝に時間を費やしていたら、パフォーマンスは落ちるに決まっている。在宅勤務で移動の時間はなくなったが、仕事に使う絶対時間は減っているのだ。いろいろな誘惑から隔離されたオフィスという仕事場に行って、決まった時間で仕事するのはそれなりに意味があるのだなと感じる。

 自己管理に関しては、体調管理や運動という点も重要になってくる。今までオフィスを往復したり、取材先まで足を運ぶことによって、なんだかんだ体を動かしてきたが、在宅勤務だと体を動かす機会がめっきりなくなる。

 座り仕事がメインなので、今まで無縁だった腰痛にも悩まされるようになった。そのため、意識して体を動かす時間を捻出しなければならない。子供たちも運動不足なので、近所の公園や買い出しのためにいっしょに外出すると、あっという間にまた時間が経ってしまう。つくづく自己管理能力の低さを痛感する日々だ。

 そんなこんなで、職歴は長いが、リモートワーカーとしては本当に1年生。本来はリモートワークのノウハウを共有すべきなのだが、フル在宅勤務を始めてまだ1週間なので、とまどいばかりでまだノウハウらしきものはない。強いて言うならば、これからWeb会議は多くなるので、レビューで書いたとおり、スピーカーフォンは購入するに値する商品であることか。

 あと、腰痛防止のためにかみさんから借りた姿勢矯正用の座椅子が、意外と役に立っている。猫背の矯正に役立つのはもちろんだが、仕事の時は座椅子、リラックスの時はクッションと使い分けられるからだ。

 約2400万人が回答したというLINEと厚労省の新型コロナ調査では、仕事でテレワークをしている人は約5%に過ぎない。とはいえ、「いつか元の生活に戻る」と思うのは、やや考えが甘いような気がする。結局、ポストコロナ時代に生きるこれからのサラリーマンは、在宅勤務やオンラインを前提として、生活に必要な家事をになってくれていた主婦と自己管理に長けたフリーランスに学ばなければならないのだ。

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