特に指定しなければ玄関先へ荷物を配送、再配達を減らし環境負荷やドライバー負担を低減
Amazon、「置き配指定サービス」を30都道府県に拡大
2020年03月24日 13時45分更新
アマゾンは3月23日、配送オプションである「置き配指定サービス」を30都道府県(一部地域を除く)において配送の初期設定として提供開始した。
配送方法について顧客の指定がない場合、在宅でも留守でも玄関に商品を届ける。置き配を希望しない場合は注文画面での操作により、対面での受け取りが選択できる。再配達を減らすことで顧客の煩わしさを解消するほか、配送ドライバーの負担軽減やCO2などの排出削減による環境負荷の軽減にも役立つと期待しているという。
置き配は発送通知メールに「発送業者:Amazon」と表示されている場合に利用可能。置き配場所は「玄関」を初期設定とし、そのほか「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「自転車のかご」「車庫」「建物内受付/管理人」のいずれかが選択できる(配送担当者が指定配達場所に入れない、場所を特定・使用できない、配達場所が安全でない場合など、置き配指定サービスを利用できない場合もある)。
置き配指定サービス標準とした配送の実証実験は2019年11月に岐阜県多治見市で1ヵ月間実施。顧客から高い評価を受けたことから2020年1月から東京都(江東区、文京区、練馬区)、大阪府(都島区、西淀川区、生野区)、愛知県(名古屋市)、北海道(札幌市)で同様の実証実験を実施、さまざまなライフスタイルの顧客に合わせた置き配指定サービス標準化の有効性を検証。今回新たに対象となった30都道府県はニュースリリースの一覧を参照のこと。