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マンション向けスマートロックを活用

日本郵便とビットキー、顔認証によるオートロックマンションへの「置き配」実証実験へ

2021年07月27日 18時30分更新

文● ASCII

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配達員顔認証によるオートロックマンションへの「置き配」の実証実験

 ビットキーは日本郵便と、東京都内のオートロックマンションに配達されるゆうパックを対象として、7月27日〜8月20日まで置き配の実証実験を実施する。

配達員が事前に登録した顔認証により共有部のオートロックを解錠

 近年、ECの急激な利用増加に伴い宅配便の取り扱い個数が増加しており、配達員への業務負荷増大などにつながる高い再配達率が問題となっている。この課題を解決する手段として従来主流であった「宅配ボックス」「コンビニ受け取り」に加え、新たな選択肢としてニーズの高まっている玄関前への置き配の拡大可能性を本実験により検討する。

 対象エリアは東京都世田谷区のオートロックマンションで、事前に申し込んだ入居者に対して実施する。本実験では、顔認証を可能にするために、事前にオートロックエントランスのドアと連携したマンション向けスマートロック「bitlock GATE」を設置し、bitlock GATEと連携したタブレット端末を設置する。

 対象者の自宅宛にゆうパックを届ける場合、配達員が事前に登録した顔認証により共有部のオートロックを解錠・専有部玄関でインターホンを鳴らし、不在時は玄関前に置き配する。在宅時は対象者の希望に応じて手渡し、もしくは玄関前へ置き配を行なう。

 本実験の後、再配達率や配達時間、対象者の満足度などの検証を経た後、2021年秋頃にも実験の実施を予定している。

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