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ノイズキャンセル対応、パナソニック初の完全ワイヤレスイヤホン発表

2020年02月26日 13時47分更新

文● ASCII

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写真はRZ-S50W

 パナソニックは2月26日、同社初の完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」「RZ-S30W」を発表した。価格はオープンプライス。店頭での販売価格はそれぞれ2万1000円前後(税抜)、1万3000円前後(税抜)になる見込み。発売は4月中旬を予定している。

上位のS50Wはアクティブ・ノイズ・キャンセリング機能を搭載

下位のS30Wは小型サイズとカラバリが1つ多い点が特徴

 同時発表した、Technicsブランドの「EAH-AZ70W」とは姉妹機的な位置づけとなっており、一部機能が共通となっている(関連記事)。RZ-S50WとRZ-S30Wはパナソニックブランドで展開する。

切れにくい通信、しっかり通話できるマイクも搭載

 RZ-S50Wは、EAH-AZ70W同様、左右独立受信方式のBlutooth通信機能や、デュアル・ハイブリッドのアクティブ・ノイズ・キャンセリング機能を持ちつつ、ドライバーの振動板を直径8mm/バイオセルロース素材に変更したモデル。“アコースティックコントロールチェンバー”搭載とはうたっていないが、空気の流れを最適化する音響構造を取り入れている。

S50Wは2色のカラバリ展開

 RZ-S30Wは、ノイズキャンセリング機能を省略し、より小型化と低価格化を目指したモデル。ドライバーも直径6mmとさらに小さくしている。エアーダクトをハウジングの内部に配置することにより、空気の流れを作り出し、量感のある低域が感じられる点も特徴だ。

S30Wアースカラーのカラバリも用意する

 RZ-S50W/RZ-S30Wは、ともにBluetoothアンテナの感度を上げるため、タッチセンサーとBluetoothアンテナを共用する構造にしたり、ビームフォーミング技術や風切り音対策によって通話の快適性を確保している。また、IPX4相当の防滴性能も備える。これらもEAH-AZ70Wと同様だ。

S30Wのマイク部分。下側にもう1基備える。

ドライバーを動きやすくするためのベント穴は軸の根本付近に用意している。

S50Wのベント穴

マイク部は写真に写っているシェルの下側のほか、外側に向けて複数備える

 実際に利用してみたが、小型サイズで装着がしやすく、またタッチセンサーの感度も高く操作しやすい印象を持った。特にRZ-S30Wはノイズキャンセリング機能はないものの小型で装着感がよく、音質面も優れている。遮音性も高く、ノイズキャンセリング機能がそれほど必要ない多くの場所ではいい選択肢だ。コスパの高さを感じた。

専用アプリのPanasonic Audio Connect

最後にスマホと接続した場所から、ヘッドホンのおおよその位置を探る機能を持つ

S50Wでは、ノイズキャンセリングや外音取り込みのレベルを100段階で調節できる

 パナソニックでは、完全ワイヤレスイヤホンに求められる要素として「Music」(広がりと奥行きのある音体験)、「Communication」(途切れにくく聞きやすい通話)、「Noise cancelling」(静寂に浸れるプライベート空間)の3点を掲げている。新製品は、それぞれについての技術的なチャレンジが反映されたものとなった。

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