今回は、VRリズムゲーム「Dance Collider」を紹介しよう。日本語に対応しており、HTC VIVE系やOculus Rift、VALVE INDEXなどのVRヘッドセットでプレイできる。価格は1520円。
前から流れてくるノーツを、リズムに合わせてパンチするVRリズムゲーム。ノーツの高さや向きはバラバラなので、しゃがんだり体の向きを変えたりして叩く必要がある。プレイしていると、「自然とダンスを踊っているような動き」になる。これが本作のタイトル「Dance」の所以だろう。
ノーツは飛んでくる場所にコントローラーを合わせるだけでも点数は入るが、タイミングを合わせてパンチすることでよりスコアを稼げる、という仕組みだ。
遊べる曲はキャラクターごとに決まっている。選択するキャラクターによって、ポップスやヒップホップ、ブレイクビートなど、音楽やダンスのジャンルが異なる。それぞれキャラクターの世界観に合った、ジャンルの違う曲が5曲ごと用意されている。曲難易度は全3種。曲の選択画面にあるリーダーボードでは、世界中のプレイヤーのスコアを確認できる。
ノーツの種類は片手や両手で叩くもの、手を動かす「カスケード」、連続で叩く「セット」など、リズムゲームで主流なもので構成されている。直線でやって来るものもあるが、大きく円を描くように来たり、ぐるぐる渦を巻いて飛んで来たりなど、演出としても見ていて面白い。
プレイが終わると、リザルト画面が表示される。ノーツを正しく処理できたのか「正確さ」や、ノーツを叩く「パワー」といった項目から、合計スコアが計算される。
曲を遊び終わると、選択画面に戻される音楽ゲームも多い。しかし、このゲームでは、リザルト画面からは直接次の曲に進める。各キャラクターの曲構成はミニアルバムのようになっており、続けて遊べる仕様は嬉しいポイントである。
序盤は曲をクリアすると、「SYSTEM BREACH」というゲージが溜まっていく。これが100%まで溜まると9人目のキャラクター「URIEL」が突如現れ、ゲームが始まる。
「URIEL」の曲は、ハイスピードでノーマルでも手を素早く動かさないと、ミスを連発してしまうほど難易度が高い。全キャラクターのなかで、もっとも難しいと言えるだろう。しかし、難しい分バッチリと全ノーツを処理できたときは気持ちいい。高難易度の音ゲーをクリアしたい方は、ぜひ挑戦してみてほしい。
「Dance Collider」は、左右に激しく移動することはないので、狭いスペースでも安心して遊べる。音楽ゲームを楽しみながら、ちょっとした運動もしたい方にもオススメだ。
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