凝固点降下を利用したアイスクリーム作り
今回は、バニラアイスクリームを作ります。アイスクリームの素(牛乳・砂糖・バニラエッセンス)をジュースなどに置き換えればほかの味のアイスクリームも作ることができますので、ぜひいろいろな味をチャレンジしてみてくださいね!
【用意するもの】
~アイスクリームの素~
・牛乳 150ml
・砂糖 大さじ1杯
・バニラエッセンス 4~5滴
~凝固点降下実験をするのに必要なもの~
・氷
・塩
・ジップロック 2枚
まずは、アイスクリームの素を作っていきます。お皿の中で牛乳150ml、砂糖大さじ1杯、バニラエッセンス4~5滴を入れ、よく混ぜます。
これで、アイスクリームの素が完成です! ジップロック(1枚目)の中にアイスクリームの素を入れて、こぼれないようにチャックをしておきます。
続いて、本題の凝固点降下の実験に入っていきます。ジップロック(2枚目)の中に氷を入れます。
このときの温度を測ると、マイナス0.2度でした。
それではここに塩をかけていきます。氷全体を覆うように、全体にかけてみてください。
氷に塩をかけた後の温度を測ると……なんと、マイナス13.5度! 塩をかけることで、どんどん温度が下がっていきます。
塩をかけた氷が入ったジップロック(2枚目)の中に、アイスクリームの素が入ったジップロック(1枚目)を入れます。
ジップロックの外側にタオルなどを巻いて持ち、約5分間振ったり揉んだりします。このとき、塩がアイスクリームの素に入り込まないようにしっかりとチャックを閉めてください(アイスがしょっぱくなってしまいます)。また、塩をかけた後の氷はとても冷たいので、直接手で持たないように気を付けてください。
5分後にジップロックから取り出してみると、なんと液体だったアイスクリームの素があっという間に凝固しました。
お皿に出してみてもしっかりと凝固していることがわかります! これでバニラアイスクリームの完成です! 材料を混ぜてから凝固するまでの全体の所要時間は、なんとたったの10分でした!
食べてみるととっても冷たくて美味しいです! 甘党の私にとっては砂糖をひとつまみ多めに入れた味が好みですが、お好みに合わせてバニラエッセンスや砂糖の量を調整してみてください。
この連載の記事
-
最終回
アスキーキッズ
ペットボトルで雲を作る、火を起こす! 子どもとやりたい空気の圧縮・膨張にまつわる科学実験 -
第61回
アスキーキッズ
ペットボトルから水がピューッ! 子どもとやりたい水圧の科学実験 -
第60回
アスキーキッズ
紙皿とモーターで風力発電装置を作ろう 子どもとやりたい再エネの科学実験 -
第59回
アスキーキッズ
ジュースからDNAを取り出してみよう 子どもとやりたい科学実験 -
第58回
アスキーキッズ
フリクション鉛筆で「温めると変わる絵」を描く 子どもとやりたい科学実験 -
第57回
アスキーキッズ
おうちで花火!? 子どもとやりたい炎色反応の科学実験 -
第56回
アスキーキッズ
「磁性スライム」を作る 子どもとやりたい磁力の科学実験 -
第55回
アスキーキッズ
100円ショップの材料で電磁石おもちゃを作る 子どもとやりたいコイルの実験 -
第54回
アスキーキッズ
電球直列・並列の明るさ徹底比較! 実際に実験してみた【中学受験対応】 -
第53回
アスキーキッズ
湿度計を自作してみよう 子どもとやりたいセロファンの科学実験 -
第52回
アスキーキッズ
巨大シャボン玉を大量に作る 子どもとやりたい界面活性剤の科学実験 - この連載の一覧へ