XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第47回
ハイエンドストリーミングウォークマン「NW-ZX507」で知る音楽専用機の重要性
2020年01月22日 10時00分更新
いまさら言うまでもなく、すべてのエンターテイメントがスマホに集中している現在。あえて音楽を聴くために「デジタルオーディオプレーヤー(DAP)」を購入する必要性はありません。とは言え、耳の劣化のカウントダウンが始まっている昭和世代の筆者は、比較的若いうちにできるだけいい音で音楽を楽しみたいんですね。というわけでハイエンドストリーミングウォークマン「NW-ZX507」を購入しました。
NW-ZX507最大の特徴は、Android OSを搭載していること。2011年にAndroid搭載ウォークマン「NW-Z1000シリーズ」が発売されているので、Androidを搭載したのはNW-ZX507が初というわけではないのですが、しばらく独自OS搭載ウォークマンのみがラインナップされてきました。つまりストリーミング音楽サービス全盛となってから、NW-ZX507と下位モデルの「NW-A100シリーズ」がひっさびさのAndroid搭載ウォークマンということになります。
Android OSを搭載したことの最大のメリットは、多くのストリーミングサービスを利用できること。通常の音源をハイレゾクラスの音質にアップスケーリングすると謳う「DSEE HX」が搭載されているので、端末に保存したハイレゾ音楽だけでなく、ストリーミングサービスの音楽も高音質で楽しめます。
残念なのが、NW-ZX507は「W.ミュージックアプリ」以外でハイレゾ音源がダウンコンバート再生されてしまうこと。たとえば、ハイレゾ音楽を配信している「Amazon Music HD」では強制的に48KHz /16bitにダウンコンバートされてしまうんですね。早急にアップデートで改善してほしいところです。
とは言っても、192KHz/24bitで配信されている音源はごく一部なようで、筆者が確認したかぎりでは96KHz/24bitで公開されている曲が多いようです。というわけでNW-ZX507が「W.ミュージックアプリ」以外でもハイレゾ音源をそのまま再生できる仕様にアップグレードされることを、ゆっくり待ちたいと思っています。ソニーさん、期待していますよ!
この連載の記事
-
第76回
トピックス
PS5をモバイル! あの本体を軽快に持ち運べるバックパックを試した -
第75回
デジタル
83インチ4K有機EL「XRJ-83A90J」で120fps対応「フォートナイト」をプレイしてわかったメリット -
第74回
AV
品切れ中のソニーの完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM4」を前モデルと徹底比較 -
第73回
デジタル
110万円の83インチ4K有機EL BRAVIAを体験! その画質に目がくらむ -
第72回
AV
3Dオーディオを体験するなら「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」が良し! -
第71回
AV
PS5対応の「A50ワイヤレスヘッドセット+ベースステーション」を使ったら没入感ハンパなかった! -
第70回
AV
PS5対応ワイヤレスヘッドフォン「A50ワイヤレスヘッドセット+ベースステーション」を試す【設定編】 -
第69回
トピックス
PS5はPS Cameraを使い続けるべきか、HDカメラに買い替えるべきか? -
第68回
ウェアラブル
ソニーのスマートウォッチ「wena 3」を使ってわかった良い点悪い点 -
第67回
ウェアラブル
大画面化やSuica対応、進化したソニーのスマートウォッチ「wena 3」をレビュー -
第66回
デジタル
すべてZEISSな「Xperia 5 II」のトリプルカメラを試した - この連載の一覧へ