2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。30代後半にもなると子だけでなく親の健康が気になりますよね。まあ父はお茶のボトル缶に焼酎入れて持ち歩いているような人間なのでいつ倒れても驚かないのですが……
飲んだくれの話はともかく、セコムがゆるい見守りサービスを始めます。スマホから実家のテレビに子どもの写真や動画を送れるチカクの端末「まごチャンネル」に、見守り機能をつけた形です。その名も「まごチャンネルwithセコム」。本体価格は3万円、サービス料は月額1680円。通常版まごチャンネルに比べると本体価格は約1万円高く、月額料金は200円高く設定されています。
●睡眠・起床と温度を通知
まごチャンネルはスマホからサーバーにアップロードした子などの写真や動画をテレビで見るための受信機。ベンチャー企業チカクが開発し、2016年に発売しました。
本体にモデムとセンサーが入っているのでネットワークの設定をする必要がなく、本体をテレビにHDMIケーブルでつなぐだけで使えます。
まごチャンネルwithセコムは本体背面にUSB方式の温度・湿度・照度センサーを搭載し、センサーが検出したデータから「実家が起きたようです」「実家が寝たようです」「温度が29℃を超えました」など、子どものスマホアプリ「みまもりアンテナ」に知らせてくれます。
温度の通知には「実家に連絡」ボタンがついているので、実家に電話をして「エアコンつけてる?」などとおせっかいを焼くこともできます。
データは48時間ぶんの履歴をさかのぼって見られます。
センサーは音の大きさ、ゆれなどの情報もとれるそうですが、情報が多いとウザいということで「なんとなく元気でいることがわかる」「お互いの生活をおぼろげに知れる」くらいの距離感をもった情報に限定されました。一週間ほどで部屋の環境を学習して精度を高めていくそうです。
まごチャンネルは今までも「ご実家がまごチャンネルを見始めました」などと通知が来ていたので実質見守りをやってくれているようなものだったのですが、解像度が上がったようなイメージですね。実際、見守りの要望はチカクにも寄せられていたそうです。
余談ですがまごチャンネルは「台風が来たとき避難勧告を受けても動かなかった親が、まごチャンネルに(台風報道の)スクリーンショットを送ると避難した」など、災害時のコミュニケーションに使われたこともあったそうです。スマホ代わりってことですかね。
●セコムのカジュアルな見守り
セコムはこのごろ駆けつけ警護のような「生か死か」レベルのガチな見守りだけでなくカジュアルな見守りサービスを開発中。どうせなら一方的に見られるだけじゃなくて親世帯側のメリットがある製品がいいねというところから開発されたのが「まごチャンネルwithセコム」です。
セコムでは「まごチャンネルwithセコム」を第一弾としてカジュアルなサービスを「セコムデザインファクトリー」という新ブランドで展開するそうです。パッケージには「セコム」の代わりに新しいロゴが入っています。個人的にはセコムロゴのほうが安心感があるのですが。
2年前からのまごチャン利用者としても使ってみたい新機能です。本体背面のUSB端子がようやく活かせるぞ〜〜と思ったのですが使用中のまごチャンネルにセンサーを後づけすることはまだできないということで残念でした。今後のアップデートに期待です。これからまごチャンを購入する方は「見守り付き」も選択肢に入りますね。親のある方はご検討ください。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。2歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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