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便利なサービスを使って時間短縮で英語を身につけよう

ラップを中心とした洋楽の歌詞やその背景、スラングもわかって英語表現にもつながるアプリ「Genius」

2019年11月30日 07時00分更新

文● 小山 安博 協力●長束 啓樹(ENGLISH COMPANY)

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 PCやスマホを使って、英語学習を時短にする便利なサービスやツールなどを紹介する連載。今回は、洋楽の歌詞で英語を勉強できる「Genius」を紹介します。

歌詞検索アプリのGenius。もともとはヒップホップを中心としたRap Geniusというメディアが出発点

長束氏のおすすめポイント
スラングや言葉遊びについて知ることができる
英語を通して好きな分野に触れることは習慣形成の点から見ても有効
 誰にも優先度の高い英語の練習法は存在するが、苦手な物にだけ取り組んでいると続かないことが多い。そんな人にオススメなのが「好きな物→苦手だけど必要な物→好きな物」という順で学習を進める方法である。例えばまずは好きな歌手やラッパーの歌詞の意味を調べてみたりすることから始める、そうすることで取っ掛かりのハードルも低くなるし他のトレーニングにも手が伸びやすくなる。苦手でしんどいことで終わると疲れも感じやすいが、最後にまたこのアプリに戻ってくることで練習後の体感もよりいい形で終われる。洋楽を聞く人にとってこのアプリはとても便利なものになるだろう。

「Genius」は、総合音楽サイトである「genius.com」が提供するアプリ。Geniusはもともとラップ音楽の歌詞の注釈を集めたサイトだったが、歌詞だけでなく、ヒップホップのさまざまな情報を扱うようになり、ヒップホップ以外の情報も集められている。

 曲の歌詞はメッセージ性が強い。ブルース、ヒップホップ、ジャズ、ロック、パンクなど、時代を反映したものから、普遍的なものまで、そのメッセージの内容は多岐にわたるが、歴史的、文化的などの背景を把握していないと理解しきれないものも多い。

 そうした背景を含めた情報を注釈(annotation)という形で紹介するのがこのGenius。PC向けのサイトだけでなく、スマートフォンアプリとしてもリリースされている。スマートフォンアプリとしては「Genius: Song Lyrics & More」という名称で、iOSとAndroidに対応する。

 アプリを起動すると、音楽情報が表示される。メディアということで、各種ニュースなどが閲覧できる。「Search」からは歌詞の検索が可能。また、スマートフォンのマイクを使って周囲に流れている音楽を聴き取ることで曲を検索することもできる。

 曲が見つかれば、歌詞が表示される。曲の解説もあるので、その背景を知ることも可能だ。歌詞には、文章や単語などにリンクが張られており、タッチするとその歌詞の意味や背景の注釈が表示される。

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