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音にうるさいストリーマー“RAD”みみっち氏が騒音検証に同行して確認!

静音PC「Silent Master NEO」は電源が入っていることすら気づかないレベル!

2019年11月23日 11時00分更新

文● 宮里圭介 ●編集 ジサトラカクッチ

提供: サイコム

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 「静音パーツを使用したから静音PCだ」というのは間違いではないが、本当に静かになっているのか、どこまで静かなのかまではわからない。サイコムではこの点に真摯に取り組み、公的第三者機関で無響室を使った騒音検証を実施。従来モデルの「Silent Master Pro」はこの裏付けされた静音性により、人気モデルとなった。

 BTOパソコンらしく、マザーボードやCPUなどは時代に合わせて更新しているので、常に最新スペックで購入できるとはいえ、Silent Master Proの発売から約4年が経過。そろそろリフレッシュが必要だと感じていたという(サイコム 山田氏談)。

 このリフレッシュされた静音PCとして登場したのが、「Silent Master NEO」シリーズだ。使用するケースや内部構成を大きく変更したことに伴い、再度、第三者機関による騒音検証を実施。この静音性テストに同行したストリーミングチーム「Realize a Dream」(RAD)代表みみっち氏にそのときの様子を、そして「Silent Master NEO」についての詳しい話をサイコムの山田氏うかがった。

みみっち氏が騒音検証に同行!初めて入った無響室に驚きが隠せない

 静音性テストのため、「Silent Master NEO」の実機で騒音を計測したのが、都内某所にある施設の無響室。無響室はすべての壁や床、そして天井にくさび状の吸音材を貼り、反射音や残響音を可能な限り排除し、対象から出る音だけを計測できるようにした特別な実験室だ。

 この騒音検証に、サイコムのBTOパソコンを使っているユーザー代表としてRADのみみっち氏が同行。このテスト現場の様子は短い動画にまとめられ、公開されているので、気になる人はぜひチェックして欲しい。

壁や天井には音が反射しないよう、くさび形の吸音材がびっしりと貼られている特殊な実験室が、無響室だ

床は金網で布張り。壁際をよく見ると、吸音材の壁が床下まで続いているのがわかる。この金網の下は空洞となっており、床からも音が反射しないようになっている

 「無響室に初めて入ったのですが、とにかくまったく音がないことに驚きました。入った瞬間まるで別世界にいる気分で、音がないことにプレッシャーや不安を感じるほど。心臓の音とか血の流れる音とかが聞こえるんじゃないかってくらいです」(みみっち氏

ストリーミングチームRADの代表、みみっち氏。Twitchを中心に、ゲームから料理、旅行など、多彩な動画を配信している。また、様々なイベントの企画・運営・開催なども手掛ける

 若干オーバーに聞こえるかもしれないが、そのくらい無響室というのは異質な空間だ。ちなみに数値でいうと、この無響室の騒音は5.7dB前後。一般的に「静か」とされる30dB(ささやき声、郊外の深夜)をはるかに下回る騒音値となっている。

 無響室に入った感想を無理に例えるのであれば、ノイズキャンセリングヘッドホンをもっとすごくしたような感じ、というのが一番近いだろう。

 「Silent Master NEO」のアイドル時騒音を計測した直後にカメラを持って無響室に入ったのですが、PCからの騒音がまったく聞こえないんですよね。カメラをPC本体にかなり近づけていたのですが、家に帰って動画編集するときに確認しても、音声のレベルメーターがほとんど動かなくて。なんだか不思議な感じでした」(みみっち氏)

動作中のPCにカメラで近寄っても音は聞こえず。この後画面が真っ黒になるほど近づいても、騒音は拾えなかった

 無響室の中でも騒音を感じないのであれば、一般家庭であればなおのこと。騒音の検証結果はサイコムのサイトで公開されているが、アイドル時では23.0dB、高負荷時でも31.6dBという非常に小さいもので、「音が聞こえなかった」というみみっち氏の発言もうなずける。

サイコムのサイトで公開されている検証結果。ケース標準のファンを使うよりも、大幅な低騒音化に成功しているのがわかる

 ちなみに騒音検証では、CPUはあえて高速な「Core i9-9900K」を使用している。

 「発熱の小さい下のモデルを使って静かだといっても説得力がありません。そのため、あえて発熱の大きい、高スペックなCPUで検証しました」(山田氏)

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