街で注目を集めること間違いナシ!
次なる疑問は、恐ろしく完成度の高いシビックTYPE Rをいじったら、バランスを崩してしまうのでは? ということ。なにせニュルブルクリンクFF市販車最速クラスのクルマだ。そもそもチューンをする必要はあるのだろうか?
「そうなんですよ。完成度が高いクルマなんです。ですが“More R”をコンセプトに、さらなる高みを目指しました」と開発担当者は胸を張る。
まず目を惹くのが実に無限テイストに溢れる、一種の過激さに満ちたレーシーなエアロパーツだ。ただでさえ迫力のあるシビックTYPE Rであるが、さらに迫力が増して街での注目を集めることは間違いないだろう。
「MUGEN RC20GTの開発の際、結構空力解析をしました」とのこと。中でも注目はリアウイング。写真はFRPによる試作品だがカーボン製を検討しているようだ。しかも羽根の角度が任意で設定できるというレーシーなもので、「実際の販売時は、推奨位置をご案内する予定ですけれど、色々と試して頂きたいですね」という。
エアロパーツを子細に見ると、整流効果のあるボルテックス・ジェネレーターが取り付けられている点にも注目だ。フロントアンダースポイラー/サイドガーニッシュ/リアアンダースポイラーのセットで価格は23万7600円(すべて税込)。ドライカーボン製ドアミラーカバーは6万4900円というプライスタグが付けられている。
ドレスアップとしては、標準装備フロントグリルに被せて装着するカーボンフロントグリルガーニッシュに注目。「男の子」はみんなカーボンが大好きだ。しかもドライカーボン製で表面はUVカットクリアコート仕上げがなされ、さりげなく無限エンブレムが付属する。
また、テールランプも現在開発中。オリジナルのシビックTYPE Rは、C型のランプだが、無限は直線基調のフルLEDで、シーケンシャルウインカーをも採用。直線基調のデザインは素直にカッコいい! シビックTYPE Rのリアはどこかシンプルなので、個性を出すという意味でも、このアイテムは面白いと思った。
この連載の記事
-
第491回
自動車
ボルボの電動SUV「EX30」は価格と性能のバランス良し! 乗って実感したオススメポイント5つ -
第489回
自動車
サーキット向けのアルピーヌ「A110S」はフランスらしいデザインと上質さで街乗りも楽しい -
第489回
自動車
アストンマーティン「DB12」はラグジュアリーと最高性能を両立させて究めた1台 -
第487回
自動車
Hondaのセダン「アコード」はすべてが適度でちょうどいい! 5つの魅力を紐解く -
第486回
自動車
これぞ王道! これぞ本流! BMWの魅力を凝縮したSUV「X5」は最高の1台と断言する -
第485回
自動車
1000万円対決! ポルシェ「マカンT」とアウディ「SQ5」似て非なる2台をあらた唯と徹底比較 -
第484回
自動車
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のHonda「FREED」の魅力と買いのグレードはコレだ! -
第483回
自動車
【ミニバン売れ筋対決】ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の良いところと微妙なところ -
第482回
自動車
これがBMWの未来! フラッグシップEVの「iX」は乗り心地良すぎで動くファーストクラス -
第481回
自動車
アルファ・ロメオのハイブリッドSUV「トナーレ」はキビキビ走って良い意味で「らしく」ない -
第480回
自動車
独特なデザインが目立つルノーのクーペSUV「アルカナ E-TECH エンジニアード」はアイドルも納得の走り - この連載の一覧へ