今回は、ひんやり冷たいドライアイスを使った科学実験をご紹介します。スーパーでアイスなどを買うとついてくるドライアイスを使って、二酸化炭素の性質を学ぶことができるプログラムです。
二酸化炭素というと「聞いたことあるー!」という子どもたちも多いですが、目には見えないので、サイエンスショーなどで実験をしてみることで身近に感じられることが多いように思いました。見た目の変化もわかりやすい実験なので、実験に目覚めるきっかけにもなりやすいのではないかと思います。
ドライアイスの取り扱いなどの注意事項をしっかり守りながら、今回も早速実験していきましょう! それでは、レッツサイエンス!
ドライアイスの白い煙は水蒸気が冷やされたもの
ドライアイスをよく見てみると、まわりにもくもくとした白い煙が出ています。これは、ドライアイスがマイナス79度という低温なので、空気中の水蒸気が冷やされて水となり白く見えているものです。
氷(固体)は、温度が上がると水(液体)になり、さらに水蒸気(気体)へと状態変化しますが、ドライアイス(固体)は直接二酸化炭素(気体)に状態変化します。
これら白い煙の正体やドライアイスの状態変化を踏まえたうえで、ドライアイスのマイナス79度という低温を体感する実験をしてみたいと思います。
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