グーグルが恐れる オープンソース生成AI、 脆く危ういブームの実態
チャットGPT/GPT-4の対抗馬となるオープンソースの生成AIモデルの発表がこの春相次ぎ、さながらブームとなっている。だが、その多くは大手テック企業が公開したモデルをベースにしており、大手テック企業の戦略に左右される恐れがある。
困難な二酸化炭素除去、「海藻」は切り札になり得るか?
地球温暖化対策においては、CO2排出量削減と大気中のCO2除去が両輪となる。最近になり注目されている、海で海藻を使ってCO2を除去する方法について掘り下げてみよう。
高伝導性の有機伝導体を開発、有機デバイス開発に革新=東大など
東京大学などの共同研究チームは、電気を流すプラスチック(導電性高分子)をモデルとして、室温以上で金属化する新種の高伝導性オリゴマー型有機伝導体材料を開発。既報物質と比べ100万倍の伝導度を達成し、オリゴマー(比較的少数のモノマーが結合した重合体)の構成ユニットの種類と配列の設計によって、集合体の立体空間と電子機能性を制御するという、材料開発の新たなコンセプトを確立した。
ヤン・ルカンが「AIによる人類滅亡説」を一蹴する理由
ジェフリー・ヒントンやヨシュア・ベンジオといった、現在のAIの隆盛に大きく貢献した人たちが、AIが人類を絶滅させるかもしれないと訴え始めている。パリにあるメタのオフィスを訪れ、もう1人のゴッドファーザーであるヤン・ルカンに話を聞いた。
生成AIで増殖する「コンテンツファーム2.0」の新たな波
広告マネー目当てに、生成AIを使って作られた「信頼できない」サイトがいくつも立ち上げられているという。ある調査によると、140以上の大手ブランドがそうとは知らずに広告を掲載し、コンテンツファームに資金を提供している。
米国で培養肉にゴーサイン、食卓に届くまでの道のりは?
米国の培養肉企業2社が、当局から国内での製品製造・販売の許可を得た。代替肉業界にとって大きな節目となる出来事だが、商業生産に到達するまでにはまだ課題も多い。
「キーボード」に魅せられたデザイナー、1200ページの歴史本を書く
ひょんなことからキーボードに夢中になったあるデザイナーは、キーボードの歴史書がまだないことに気づき、1200ページもの歴史書を書き上げた。
最新AIモデルで変わる気象予報、3時間先の豪雨も予測
AIモデルは天気予報のプロセスを大幅にスピードアップし、予報や異常気象警報をより正確にする可能性があることが、2つの最新研究で明らかになった。
この連載の記事
-
第311回
ビジネス
マイクラ内に「AI文明」誕生/米司法省、グーグルにChrome売却も要求 -
第310回
ビジネス
CO2排出「責任論」の複雑な現実/「奇跡の薬」エクソソームの実態 -
第309回
ビジネス
AIの「頭の中」で何が起きているのか/トランプ再選でCOP29はどう動く? -
第308回
ビジネス
驚きのマイクラ風生成動画/AIは量子コンピューターを不要にするか -
第307回
ビジネス
オープンAIが強化するプラットフォーム戦略/トランプ再選、気候対策への影響は? -
第306回
ビジネス
生成AIモデルを作って学ぶMITの新アプリ/MITTRが選ぶ日本発U35イノベーター -
第305回
ビジネス
大規模農業を脅かす「スーパー雑草」/チャットGPTは相手の名前で対応が変わる? -
第304回
ビジネス
チャットGPTの回答は名前で変わる/ノーベル賞受賞者が語っていたこと -
第303回
ビジネス
「GPT-4o超え」のオープンモデル/ジェフリー・ヒントン、 ノーベル物理学賞受賞 -
第302回
ビジネス
CRISPR、発明者が特許一部取り下げへ/AIで進化したARグラス -
第301回
ビジネス
米国で感染拡大「鳥インフル」に警戒/未知の環境で使えるロボットAIモデル - この連載の一覧へ