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最新プロセッサーと長持ちバッテリーで快適に使える

フォッシル第5世代スマートウォッチはスピーカー搭載&長持ちバッテリーで快適

2019年09月04日 09時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

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左は第5世代のCARLYLE HR、右がFOSSIL Sport

最新プロセッサーとメモリー倍増でサクサク安定の操作感

 多機能なタッチスクリーンスマートウォッチの性能の要が、プロセッサーとストレージだ。プロセッサーには、クアルコム製のSnapdragon Wear 3100を搭載しており、アプリの起動が速く、タッチの反応やスクロールも滑らかだ。昨年末に発売された「FOSSIL Sport Smartwatch」にも同じくSnapdragon Wear 3100が搭載されており、動作はキビキビと軽快だが、たまにアプリやシステムが固まり、再起動することがあった。

 第5世代では、ストレージが8GBに倍増したおかげか、非常に安定感がある。5日間の試用期間中、アプリやシステムが固まったり、落ちたりすることは一度もなかった。毎日ずっと身に付けて使うものだけに、ストレスなく、安心して使えるのはうれしい。

4つのバッテリーモードと急速充電で、電池切れの不安から解放

 新機能の目玉は、省電力バッテリーモードと急速充電の搭載だ。節電には、ネットワークや画面の明るさなどこまめに切り替えるといった方法があるが、いちいち自分で細かく設定するのは面倒だし、下手に設定を変更して使いづらくなってしまうこともある。

画面を上から下へスワイプして表示されるメニューにバッテリーのアイコンが追加された。ここからバッテリーモードを切り替えられる

 第5世代では、4つのバッテリーモードが用意されており、「設定」メニューからすぐに切り替えられる。

バッテリーモードは「毎日」、「拡張」、「カスタム」、「時計表示限定」の4つ。初期状態では「カスタム」モードは非表示になっている

 「毎日」モードは、ほとんどの機能がオンの状態。バッテリーはぐんぐん消耗するが、反応が速くパッと使える。

 「拡張」モードは、数日おきの充電を想定して、節電に有効な設定がセットされている。Bluetoothは朝6時から夜10時までの起きている時間のみオン、操作していないときは、バックライトやWi-Fi、スピーカー、タッチによる起動、位置情報などがオフになる。

 「時計表示限定」モードは、すべてのタッチスクリーンの全機能をオフにし、普通のデジタル時計になる。ほとんど電力を消耗しないので、バッテリー残量が少なくなったときに使うといいだろう。ただし、再起動するまでスマートウォッチとしての機能が使えなくなるので要注意だ。

 初期状態では「カスタム」モードの表示はなく、バッテリー消費に影響する設定を変えたときに、「カスタム」モードとして登録される。私は音声操作をよく使うので、「拡張」モードをベースに「OK Googleの検出」をオンに設定したところ、「カスタム」モードとして登録された。必要に応じて、メニューから「毎日」、「拡張」、「カスタム」をすばやく切り替えられるのは便利だ。

 試しに、満充電にして「拡張」モードで使ってみたところ、24時間を過ぎても18%ほど残っていた(ちなみに、FOSSIL Sport Smartwatchを標準設定で同時に使用したところ、20時間後にバッテリー切れになった)。数日おき、とはいかないまでも、1泊2日の旅行程度なら充電ケーブルを忘れてしまっても持ちそうだ。

 タッチスクリーン スマートウォッチはスマホ同様、毎日充電するのが基本的な使い方だ。しかし、悩ましいのは充電するタイミング。スマホは使っている間も充電できるが、スマートウォッチの場合、充電中は心拍が測れなくなる。フィットネストラッカーとして使うなら、できるだけつけっぱなしにして、心拍数の変化を記録したいし、起床アラームに使うなら、眠っているときも身に付けていたい。となれば、できるだけ短時間で充電を済ませたい。

 バッテリー残量が10%になったところで充電を開始したところ、40分後には充電が完了していた。これならバスタイムや朝の身支度の間に充電すればオッケーだ。

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