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スマートウォッチの便利な使い方 講座 第12回

スマートウォッチで読んだLINEは既読がつかない!

2018年版スマートウォッチでLINEを使う、既読になる? 返信できる?

2018年07月27日 09時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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Wear OS by Gooleを搭載したタッチスクリーンスマートウォッチ「Q EXPLORIST」でLINEを使う方法

 Wear OS by Gooleを搭載したタッチスクリーンスマートウォッチ(以下スマートウォッチ)は、Androidスマートフォンとペアリング設定を行うと、スマートフォンに届くメールアプリやメッセンジャーアプリなど、さまざまなアプリからの通知を画面に表示してくれる。無料通話/メッセージングアプリ「LINE」もそのひとつだ。

 今回は、フォッシルの「Q EXPLORIST」を使って、スマートウォッチでのLINEの使い方を紹介する。

LINEの通知設定を確認する

 スマートウォッチに届く通知の設定は、スマートフォン側での通知設定に依存する。つまり、Androidスマートフォンとスマートウォッチをペアリングしておけば、Androidスマートフォンに通知が届くと同時に、自動的にQ EXPLORISTにも通知が届く。

 まずはAndroidスマートフォンで「LINE」アプリの設定を確認。

まずは、Androidから「LINE」のアプリを立ち上げる

ホーム画面から歯車マーク(設定)をタップして、下にスクロール

基本設定のカテゴリーに「通知」という項目があるので、タップ

一番上の「通知」とその下の「サウンド」「バイブレーション」をオンにする

Androidスマートフォンの「Wear OS」から、通知を設定できる

 以上でAndroidスマートフォン側の設定は終了。スマートウォッチ側には、LINEアプリをインストールする必要はない。

 なお、Androidスマートフォンの「Wear OS」からも通知の有無を設定できるが、デフォルトでは通知が届くようになっているので、特に設定の必要はない。ただ、万一使っていて上手く通知されなければ、念のため、「LINE」が「通知ブロック」になっていないかどうか確認しよう。

スマートウォッチでLINEの通知が来たら、どうなるの?

 この状態で、LINEに通知が来ると、スマートウォッチにも通知される。

プレビュー表示され、文字盤上でメッセージが確認できる

あくまでもプレビューなので、長文のメッセージは開かないと読めない

 文字盤にメッセージ内容のプレビューが表示され、そのまま内容を確認できる。ただし、あくまでもプレビュー表示であり、文字盤に収まらない分は、このままでは読めない。

 メッセージ全文を確認したいときは、そのまま通知画面をタップしよう。

タップすると、別画面が開く。スクロールすることで、メッセージ全文が確認できる

スタンプを受信した際は、スタンプそのものは表示されない

 文字盤が切り替わるので、スクロールする。メッセージ全文がそのまま読めるはずだ。

 なおスタンプを受信した際は、「○○がスタンプを送信しました」というテキストのみが表示され、スタンプそのものは確認できない。

スマートウォッチで読んだLINEは既読がつかない!

スマートウォッチでメッセージ全文を読んでも、Androidスマートフォンでは、チャットルームを開いたことにはならない

 なお、上記の方法でメッセージを読んでも、AndroidスマートフォンでLINEを開いたことにはならない=チャットルームを開かないので、既読がつかない。

 既読をつけたくないが、メッセージを確認したいときは、Androidスマートフォンでなく、スマートウォッチからLINEを読むようにしよう。

スマートウォッチでLINEに返信する

 スマートウォッチは、LINEのメッセージを読むだけでなく、簡単な操作で返信も可能。

LINEの通知画面

タップして、メッセージ末尾までスクロールすると、「返信」というアイコンが表れる

 通知画面をタップし、続けて返信をタップ。返信メニューが表示される。

 なお、スマートウォッチから返信できるのは、Androidスマートフォンとペアリングした場合のみ。iPhoneとペアリングしても、返信機能は使えないので注意しよう。

使いやすい音声入力

返信メニューが表示される。左から「音声入力」「顔文字」「テキスト入力」だ

音声入力は、音声で文字を入力できる。使いやすく、スマートウォッチとも親和性が高い

手書きによる絵文字入力

絵文字は、まず手でアイコンを書き、表示されたリストから選んで返信する形式だ

本稿では、笑顔を書き込んでみた。候補表示された絵文字

テキスト入力も手書き、英字はキーボードから

日本語の場合、文字入力は手書き入力になる。認識率は良好

英字ならキーボード入力も使える。英字、日本語の切り替えは地球儀のアイコンで行う

 いずれの入力方法でも、入力後、文字盤右下のチェックアイコンをタップすることで、メッセージが送信される。

文字入力後、チェックアイコンをタップすることでメッセージが送信できる

 ひと言で済む返信や、顔文字だけ返しても問題ない場合では、有効に使えるだろう。なお、メッセージを読むだけでは既読はつかないが、返信をすると、その瞬間に既読扱いになるため、合わせて注意してほしい。


 ※この記事は、Q Explorist 7317 (Android OS 8.0.0/Wear OS by Google 1.4)、HTC U11(Android 7.1.1/Wear OS by Google2.14.0.205024581.gms)で検証し、作成しています。


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