フィーチャーフォンもまだまだ需要あり
折りたたみ型の携帯電話スタイルの端末は8月に発売予定。通信方式は3Gのみで、おもに音声通話利用者向け。Andoroidをベースにしたガラホだと思ったのですが、キー配列を見るとどうやら普通の携帯電話のようにも見えます。背面が見えないのでカメラの搭載は不明です。
日本ではLINEが事実上の標準的なコミュニケーションツールになっているように、韓国ではカカオトークを誰もが使います。これまで出てきたガラホタイプの端末には、そのカカオトークを一発で呼び出せるボタンが搭載されていました。しかし、このSKYの携帯電話にはそのボタンもありません。Androidベースならカカオを搭載するはずですから、この端末はガラホではなくフィーチャーフォンなのでしょう。
充電端子はmicroUSBのようです。おそらく韓国のMVNO向けに通話オンリーを求めるユーザーが買いやすいように、かなりの低価格で登場するのでしょう。韓国のMVNOは毎月100円程度で使えるプランもあるため、1日に通話数回程度すればよい、という年配者などにまだまだこの手の端末は売れるようです。
SKYブランド復活で韓国携帯市場も活性化
そして、もう1機種展示されていたのがタブレット。こちらは情報はまったく出せないとのことで、LTEの搭載の可否や販売時期も不明です。タブレットはiPadとサムスン電子の製品に加え、韓国ではLGも低価格品を出して人気になっています。SKYのタブレットがどのようなマーケットに投入されるのか気になるところ。
韓国のスマートフォン市場はサムスン、アップル、LGの3社で事実上独占されており、ファーウェイが参入するもシェアはわずか。他にマイナーメーカーから低価格品がいくつか出ている程度。日本と異なりサムスンもLGも多種多様な製品を次々と出してはいますが、やはりメーカー数が増えたほうが競争も進み市場も活性化します。
SKYが新たな勢力として復活するためには、この3製品が売れなくてはなりません。韓国でどのように受け入れられるのか、気になるところです。
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