Precision Boost Overdriveに
Automatic Overclock機能が追加
オーバークロック周りで言えば、Ryzen Masterも当然第3世代Ryzenに対応したものになるが、新機能としてPrecision Boost Overdrive(PBO)にAutomatic Overclock機能が追加された。
これまでよりもさらに1binか2bin、動作周波数を引き上げられるというものだが、当然その際には大電流が流れるので、マザーボード側のVRMもそれに対応したものでないと動作が不安定になるだろう。したがって、旧来のX470でこれが可能か? と言われると、原理的には不可能ではないが難しい気もする。
ちなみに今回、Ryzen 7およびRyzen 9にはすべてCPUクーラーにWraith Prismが付属するという話になっている。通常の利用であればこれで十分であるが、ただオーバークロックの際にはやはりもう少し容量の大きなものが必要になるかもしれない。
Zen 3を開発中なだけでなく
すでにZen 4もデザイン中
CPUでは最後に遠い未来の話を。現在のZen 2に続いて7nm+を利用するZen 3を開発しているという話が出てきたが、これに続くZen 4もデザイン中であることが明らかにされた。
Zen 3は、まだテープアウトまでには時間があるだろうが、論理設計はとうに終わっている時期であり、その意味ではデザインチームが次のZen 4にかかり始めるのは理にかなっているとは言える。
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