KDDIは6月24日、高速通信5G時代のサービス提供に向け、米国のSturfee (スターフィー) と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
衛星写真から3Dマップ生成し、スマホで位置と向き情報を得ることができるVPS技術を活用したサービスの企画・開発を、共同で推進するとのこと。
VPSは、現実世界の3Dマップと、スマホやスマートグラスのカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む位置情報を特定する技術。
ARと組み合わせることにより、位置情報に紐づくデジタル看板やナビゲーション、広告宣伝やエンターテインメントなど、さまざまな体験を創出することが期待されているという。
Sturfeeは、VPSに用いる3Dモデルを衛星写真から生成できる技術を保有しており、従来のスマホやカメラで撮影された画像での3D生成と比べ、よりシームレスに街や空間全体をAR化できるという。
今回締結した戦略的パートナーシップにおいてKDDIは、Sturfeeの技術を利用した3Dマップを作成し、スマホやスマートグラス上でナビゲーションや、EC、ゲームの実証実験に活用。
またSturfeeが開発したVPSプラットフォームに自社のコンテンツマネジメントサーバーを組み合わせ、VPSサービス導入を検討する法人への提案や、国内利用に向けた対応をサポートするとのこと。
6月27日に開催するKDDIの法人向けイベント「KDDI 5G SUMMIT 2019」にてSturfeeの技術展示を実施する予定。