新車を買った情報2019。私は四本淑三であります。いつものように話題の中心はロードスターRFでありますが、今回はついに、あの「いつもの山坂道」へ参ります。前回は意外と真っ直ぐ走ることをお伝えしましたが、ではライトウエイトスポーツらしさをもっとも期待される山坂道はどうなのか。
そこでいつものロードスターRF、VSグレードで6速手動変速機付きの自分のクルマで行ってまいりました。いつものような文章にまとめてございますので、ご覧ください。
道道38号夕張岩見沢線「万字峠」
さあ、いつもの山坂道にやってまいりました。この文体で書き始めてしまった以上、避けては通れない山坂道ですが、困ったことに近所に箱根がございません。
そこでやって来たのは、夕張から岩見沢へ抜ける北海道道38号夕張岩見沢線、通称「万字峠」であります。道外ではほとんど知られていない峠ですが、1980年代のバイク乗りにとっては聖地のような場所だったと聞いております。
ここは10kmほどの間にヘアピンカーブが1ダースほど連なる低速コースで、適当な斜度があって車通りも少ないことから、いまはロードレーサーのヒルクライムコースとして人気があるようです。
この峠の交通量が少ない理由は、まず周辺の人口が減ったこと。峠のてっぺんにあったキャンプ場も、いまは駐車場とトイレを残して閉鎖されており、観光目的で訪れる人もいません。
そしてなにより、クルマで走りにくいことであります。冬季間は閉鎖されますから、除雪は考慮されていないのでしょう。北海道の峠にしては道幅が狭く、カーブも小さく、せせこましい。夏になれば草木が路側帯を覆って見通しが悪く、路面は荒れてひび割れ、うねった箇所がいくつもあります。
よって油断は禁物でありますが、アクセル、ブレーキ、クラッチ、シフト、ステアリング、それらを連携して操作するクルマの気持ち良さを、ここではごく低い速度で、繰り返し楽しむことができます。

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