アイロボットジャパンは、自動で床の拭き掃除をする掃除ロボット「ブラーバ」シリーズの最新モデルとして、「ブラーバ ジェット250」と「ブラーバ390j」を6月7日に発売する。
アイロボット公式ストアや全国のアイロボット認定販売店で取り扱い、価格はジェット250が3万2270円、390jが4万3070円(いずれも税込)となる。
ブラーバシリーズと言えば、フローリングやタイルなどの床を水拭きできる「ウェットモード」、クリーニングヘッドを振動させながら同じ場所を2度拭きする「ダンプモード」、細かいほこりやペットの毛などをからめ取るドライモードを選んで自動清掃する床拭きロボットだが、新モデルではブラーバユーザーからの要望に応え、床用洗剤を使えるようにした。両機種とも2回分の床用洗剤が付属する。
床用洗剤は弱アルカリ性で界面活性剤を使用し、床にこびりついた油汚れを落とせるほか、水と一緒に入れて使うことで、爽やかな香りとともに、スッキリとした仕上がりになるという。床用洗剤は2019年夏に880円で発売する。
床にこびり付いた汚れやべたつきを落とす
床拭きロボット「ブラーバ ジェット250」
ブラーバ ジェット250は、専用のクリーニングパッドを装着すると自動で最適な清掃モードを選択し、ジェットスプレーで水を吹き付けて、床にこびりつい頑固な汚れやベタつきを落とすモデル。
清掃モードは「ウェットモード」「ダンプモード」「ドライモード」の3種類から選択できる。最大稼働面積はダンプモードとドライモードが15畳、ウェットモードが12畳となる。
本体サイズは約178×84×170mmで、バッテリーを含む重さは約1.2kgとなる。
最大56畳もお掃除可能!
フロアモッピングロボット「ブラーバ390j」
ブラーバ390jは、リビングなど広い部屋に適応するモデルで、清掃モードは「ドライモード」「ウェットモード」に対応し、大稼働面積はドライモードが56畳、ウェットモードが20畳まで。
本体サイズは約244×79×216mmで、バッテリーを含む重さは約1.8kg。
月1200円からのサブスクサービスも
アイロボットジャパンは新規事業として、サブスクリプションサービス「Robot Smart Plan」(ロボットスマートプラン)の提供を6月8日より開始する。
Robot Smart Planは最大36ヵ月間(3年)は月額1200円からロボット掃除機「ルンバ」を使えるサービス。36ヵ月は無償保証の対象となり返品することもできる。対象機種はルンバi7+、ルンバ980、ルンバ641の計3モデルで、月額料金は順に3800円、2800円、1200円となり、いずれも税別。
ただし最初の1年は解約ができない。13ヵ月目以降であれば解約や返品ができる。また36ヵ月経過した場合は、契約は満了して所有権がユーザーに移り、該当モデルを購入した場合の負担額とほぼ同額となる。
サブスクリプションサービスを提供する理由について、アイロボットジャパン マーケティング本部 本部長 山田 毅氏は「ルンバは一般的な掃除ロボットに比べると高価であり、購入を躊躇しているユーザーが多いです」と指摘し、「高性能なロボット掃除機を低価格で長期間使ってもらい、製品の魅力を訴求するのが狙いです」と説明した。
なお、同サービスの受付は専用サイトで行ない、「ルンバ」の日にちなんで6月8日午前6時8分から受付を開始する。
普及価格モデル「e5」の販売台数も好調
アイロボットジャパンは、ロボット掃除機ルンバシリーズの売り上げについても自信を見せた。
同社 代表執行役員社長 挽野 元氏は「グローバルでの実績が2018年度に史上初となる年間売り上げ10億ドルを記録しました」と述べた。売り上げ金額は前年比で24%増となり、ロボット掃除機の販売台数は2500万台を突破したと言う。
また、2018年10月に普及価格モデルとして投入した「e5」は、日本が最も売れていると説明し、世帯普及率も4.5%から5.1%に上昇したと述べた。
また日本では過去最高の年間売り上げを記録し、金額は前年比25%増を達成。累計出荷台数は300万台にのぼるという。挽野社長は最後に「引き続き一家に一台ロボット掃除機を普及していく」と意気込みを述べた。