VAIOが新製品を立て続けに発売している。これまで、VAIO Pro 11や13の後継機にあたるVAIO Pro PFやPGといったモバイル正統派を中心に新製品を投入してきたが、それ以外のタイプはなかなか登場しなかった。
それが、昨年の11月にデタッチャブルタイプの12.5インチモバイルVAIO Pro PAが発売されたのを皮切りに、1月には4K液晶も搭載可能な14インチモバイルVAIO Pro PKを発売。そして、4月に15.6インチのオールインワンノートVAIO Pro PHが発売と半年の間に3タイプも新たなモデルが登場したのである。企業としてはどのマシンを導入すべきなのか迷ってしまうが、今回は4月に登場した新製品VAIO Pro PHを紹介するとともに、それぞれどういう仕事に向いているのか考えてみた。
ようやく「快」を追求した据え置き型大画面ノート
4月19日に発売された「VAIO Pro PH」は「VAIO S15」の企業向けモデルだ。2017年に先代VAIO Pro PHが発売されたが、そのときはまだ、従来のVAIO S15を踏襲した丸みを帯びたデザインで、ビジネスに向けたマシンというよりホームノートを連想してしまった。特に「快」が仕事の生産性を高めるというコンセプトを元にデザインされた「VAIO Pro PF」(11.6インチ)や「VAIO Pro PG」(13.3インチ)も同時発表だったため、よりコンシューマー向けのイメージが残っていた。
この連載の記事
- 第56回 Windows Embedded Standard 7の延長サポート終了迫る。対策は万全?
- 第55回 パスワードは限界、テレワークにも効く生体認証「EVE MA」をVAIOと使う
- 第54回 テレワークのセキュリティ対策で関心度上昇中、「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」とは?
- 第53回 大量にマシンを導入する際に考える予算と生産性のバランス
- 第52回 モバイルワークで重要なWeb会議を実現するのに必要なもの
- 第51回 リモートワークの選択肢が必須の時代、新型VAIO SXシリーズの輝きが増す
- 第50回 ケーブル1本で何でもできるUSB Type-C搭載がマシン選びのキモ!
- 第49回 デスクトップPCからのリプレイスで選びたい、VAIO Pro PH
- 第48回 Windows 7 EOS間近! いまやるべきWindows 10への移行のキモ
- 第47回 メインマシンとして使える900g以下PCが、働き方改革の課題を解決する