新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、政府が緊急事態宣言を発令以降、通勤の自粛によりテレワークへ移行する企業も多いことだろう。5月26日現在、緊急事態宣言は解除されたが、しばらくは多くの企業で、在宅ワークやリモート会議中心に業務が進む状況が続くだろう。
新型コロナウイルス対策は、望む望まないに関わらず、業務の進め方を変えた。「不測の事態が発生した場合に事業をどう継続するか」という難しい課題を経営者や従業員に課したともいえる。決まった場所に集まって働くスタイルに一石を投じ、電車による通勤を極力避け、テレワークを本格的に導入したり、在宅・オフィスの垣根を越えてモバイルワークを効率よく活用する動きが加速していくはずだ。
そうしたなか、心配されるのがセキュリティーである。セキュリティー対策にはさまざまなものがあるが、基本中の基本はマシンやアプリを利用する際にサインイン(認証)することである。ただ、ここで問題になるのがパスワードという存在。システムやサービスごとに様々な仕様のID/パスワードを管理して記憶することは面倒だし、使いまわしによるセキュリティ低下という問題も抱えている。パスワードは一般的で普及しているが、システム管理者にとっても利用者にとっても優しくなく、厄介な存在になりつつある。
そこでおすすめしたいのが、多要素認証でセキュリティを強化しつつ、登録情報を一元管理できるDDSの認証ソリューション「EVE MA」である。
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