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春のヘッドフォン祭 2019 第4回

RAAL「SR1a」、ピエゾドライバー採用のNobleAudio KAHNも展示

君は本物のヘッドホンマニアか、そう問いかけるリボン型ヘッドホン

2019年04月27日 18時00分更新

文● ASCII

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男性ボーカルの“いい声”を聴くには最高の製品

 周波数帯域は30Hz~30kHzと広帯域。癖がなく、ボーカルの抜けやニュアンスの表現がすごい。特に男性ボーカルがいい。試聴用に用意された福山雅治の曲を聴いたが、耳元で福山がささやいているようで、男性の私は非常にこそばゆい気分となった。とにかくリアルである。

 広がりのある音場は、ヘッドホンというよりはスピーカーレベル。真横から音が鳴るぶん、定位はスピーカーと異なるが、ここまで開放感と緻密さが同居したサウンドはいままで体験したことがないかもしれない。

デザインから何となく、飛行機のツバサをイメージしてしまった。見た目ではなくあくまでも機能を凝縮したものなのだ。

 なお、価格や国内販売に関しては検討中で未定だが、価格の目安としては45万円前後だという。つまり、デザイン、組み合わせる機材、そして価格の3点で、あなたのマニア度を試す製品といえるかもしれない。しかし、音質に関しては孤高だ。天秤がどちらに傾くかはあなた次第。

 ちなみに、アルミリボンは交換可能だそうだ。湿気などで傷みやすい部材なので、ここの交換ができるというのはうれしい。

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