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唯一無二の存在、世界初リボン型イヤースピーカー「SR1a」がクラファンに登場

2019年07月21日 00時30分更新

文● ASCII

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 5月のヘッドフォン祭で展示され、話題を集めた、フルリボン型のイヤーフィールドスピーカーRAAL-requisite「SR1a」。国内販売に先駆け、クラウドファンディングでの先行販売が「Makuake」で開始されている。期間は8月30日まで。出荷は終了後の9月末を予定している。実行者は、輸入代理店のエミライ。

 SR1aは、セルビアのリボン振動板メーカーRAALと、アメリカのプロフェッショナル用音響機器メーカーrequisite AUDIO ENGINEERINGが10年以上の期間を掛けて開発した製品だ。すでに本国サイトでは3499ドルでの販売が始まっており、日本からも購入できるが、支援金額は、本来は別売のBrise Audio製で6万3000円相当の高級ヘッドホンケーブルが付属して44万9000円とのことで、内外価格差をそれほど感じない設定となっている。

Brise Audio製ケーブルが付属する

 なお、すでにプロジェクトは予定金額を超えて成立しているが、これより1万円安い先着10名の早期支援者プランも1枠空きがあるようだ(2019年7月21日現在)。

 SR1aの特徴は、従来のヘッドホンが、構造上の理由で音源をありのままに聞かせることが難しかった点に着目。1. ヘッドホンが耳を覆うことでの音響的な影響と、2. ヘッドホンで使われる振動板の特性の限界、という2つの課題を解決するものとして作られた。

 具体的にはヘッドホンに近い装着性ながら、ハウジング内での反射(干渉)を避けるため、ドライバーを敢えて耳の側にぶら下げている。これにより開放感のある音場を確保。さらに繊細な信号の再現や音の抑揚の表現に優れたリボン型の振動板を世界で初めて採用した。なお、フルリボン型ドライバーのインピーダンスは0.2Ωとごく小さいため、駆動にはスピーカー再生用のアンプが別途必要。さらに、アンプとSR1aの間に、付属のRibbon/Amplifier Interfaceを挟んでインピーダンスを変換する必要がある(この機器を中継するとアンプからはSR1aが6Ωの負荷に見える)。

右下がRibbon/Amplifier Interface

 再生周波数帯域は30Hz~30kHzで、能率は91dB/W、出力音圧レベルは最大111dB。重量は425g。製造国はセルビア。ヘッドホンケーブル、Ribbon/Amplifier Interface、スピーカーケーブル、ペリカンケース、製品保証書など、使用に必要なものは一通り付属する。

付属品はペリカンケースに収納

 また、本日7月21日には大阪のe☆イヤホン 梅田EST店にて試聴機の展示が決定(AM11:00~PM18:00)。これ以外にも各地で試聴会を実施する予定とのことだ。

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