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春のヘッドフォン祭 2019第8回

Just ear、LiSAコラボモデルを公開、あなたの耳がLiSAさんと同じになる

2019年05月01日 13時00分更新

文● ASCII

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 テイラーメイドとして、仕立てのスーツのように、ひとりひとりの耳の形状や好みの音質に合ったカスタマイズができるソニーの「Just ear」。アーティストコラボレーションの一貫として、多くのアニソンの主題歌を担当する歌手・LiSAとコラボした「XJE-MH/L1SA」が公開された。

 音質カスタマイズ対応の「XJE-MH1」をベースとしている。もともとは、LiSAさん本人がプライベートで音楽を楽しめるよう、専任エンジニアのカウンセリングを通じて、音質チューニング。1点モノとして製作したものだった。つまり、当初は一般販売の予定がなかったのだ。

 しかし、カスタマイズの効果を知ってもらうため、試聴機をイベントに展示したところ、「同じ音で自分用のXJE-MH1を作りたい」というファンの声が多く集まった。これが「非常に高価なのでファンに気軽に勧められない」としていたLiSAサイドを動かし、商品化に漕ぎつけることとなった。

 なお、型番にカスタマイズした本人のイニシャルが付くモデルは、南條愛乃さんの「XJE-MH/NY333」に続き、3モデル目だ。

お客様の耳がLiSAさんの耳になる、聴覚をハッキングできる

 ヘッドフォン祭では、Just ear アコースティックエンジニアの松尾伴大氏が、イベントに登壇。プロジェクトが走り出すまでの経緯や、「ぶっちゃけ“カッコいい”が、購入者にしか見せない方針」という、LiSAさんオリジナルデザインのスペシャルパッケージなどについてコメントした。

ヘッドホンに詳しいライターの野村ケンジ氏は「LiSAさんは音楽を普段こう聴いている。だからこういう歌い方なのだと分かる製品」、同じく高橋敦氏は「LiSAさんの感性に寄り添った音が聞ける製品」とそれぞれコメントした。松尾氏は「LiSAさんの耳に合わせこむというのは、お客様の耳がLiSAさんの耳になり、聴覚をハッキングできるということ。あなたがLiSAさんですという状態になる」とした。

 Just earの製品は、耳型を採取して作るカスタムイヤホンの一種だが、ハイブリッド構成で、ボーカルをクリアに鳴らしながら、柔らかくふわんとした低域をゆったり出せる点が特徴。制作前のカウンセリングには松尾さん自身が立ち合った。

 音作りでは、ベースラインの表現を重視した。LiSAさんが歌唱の参考によく聴くのが、アメリカのシンガー。中でも低音が重要となる、R&B、ヒップホップ、ハウス系の楽曲が多かった。しかし、低域を前に出すとボーカルがぼやけてしまうことがある。LiSAさんもここを課題に感じていたという。そこで低域の豊かさがありつつ、ボーカルが曇らず、さらに女性の声が伸びやかに響いて、サ行が刺さらない……といった点を考慮しながら細かな調整を加えたそうだ。

 製品紹介サイトには「ライブで普段から大きく迫力のある生演奏を体感しているLiSAさんは、圧を感じるものではなく、出来るだけ耳に負担の無い、リラックスしてストレスなく音楽を楽しめる様なコンセプトでチューニングをされました」という表現がある。

 イヤホンのハウジング部には「ANOTHER GREAT DAY」という文字と、製品の型番を記載している。

 販売期間は4月27日~8月31日。価格は25万円(税別)。XJE-MH1自体の価格は30万円(税別)なのだが、調整を決め打ちするため、より安価に提供できる。なお、実際に作る場合、これとは別に耳型採取料が9000円(税別)かかる。

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