今回のことば
「冷蔵庫はフードバリューチェーンの出口。なにが人の口のなかに入って消費されたのかがわかれば、フードロスという社会課題の解決に生かせるかもしれない」(日立グローバルライフソリューションズの谷口潤社長)
2019年4月1日付けで、日立グローバルライフソリューションズが発足した。
家電および空調の販売、サービスを展開してきた日立コンシューマ・マーケティングと、家電の設計、製造および空調の販売、サービスを提供してきた日立アプライアンスが合併して発足した同社。日立グループの家電および空調に関する商品企画から設計、製造、営業、アフターサービスまでのバリューチェーンを、一気通貫で提供する組織となる。
新会社の売上高は5000億円超、従業員は約1万1300人の規模だ。
新社名は、全世界1万人以上の社員が参加した投票で決定。ヒューマンライフ分野において、人々の安心、安全、快適な暮らしを支えるソリューションを、グローバルに提供するという意味を込めたという。
谷口社長は「社員がこうなりたいという強い想いが込められた社名」と位置づける。
この連載の記事
-
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? -
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? -
第581回
ビジネス
スタートして半年の日本NCRコマース、軸はAIとプラットフォームの2つ -
第580回
ビジネス
コンカーの第2章は始まるのか、SAPの生成AIを使って効率的な経費精算を -
第579回
ビジネス
AIの筋トレはいまから始めるべし、マイクロソフト津坂社長がCopilotの議論から得たもの -
第578回
ビジネス
大赤字からの再起はかるバルミューダ、その足掛かりは? -
第577回
ビジネス
日本の強さは量子力学におけるトンネル効果があるため、量子と出会い、広げよう - この連載の一覧へ