このページの本文へ

最新パーツ性能チェック 第255回

さらば、有線ギガビットLAN!

Wi-Fi 6こと11ax対応ルーター「RT-AX88U」で自宅PCの無線化を決意

2019年03月26日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

居住空間にストレスを与える有線接続

 このままRT-AX88Uを有線/無線LAN混在で使うのもアリですが、ひとつ問題が……。それは間取りです。我が家では壁に埋め込まれたモジュラージャックからNTT光のVDSLモデム「VH-100」につないでそこにルーターを接続しています。このモジュラージャックが非常に中途半端な位置にあるため、有線LAN接続だとどうしてもルーターからデスクトップPCまで長いLANケーブルが必要になります。

 LANケーブルを床に這わせればいいのですが、それだと掃除のときにひっかかってまあ面倒です。とはいえ、ケーブルを宙に浮かせるようにルーターをデスクトップPC側に寄せてしまうと今度は奥の押し入れにアクセスしづらくなるという問題を抱えております。

我が家。右手奥の木目調のところが押し入れで、アクセスするときは手前のキャスター付きのシルバーラックをどかす必要があります。VDSLモデムとルーターはそのシルバーラックの上にあります。

掃除の邪魔になる長いLANケーブルを使いたくないので、モジュラーケーブルなどを浮かせるよう思い切ってPC側に寄せてみました。しかし、こうなると完全に身動きが取れず、奥の押し入れにアクセスするにはいちいちLANケーブルを抜かなければなりません。ままならないものです……。

デスクトップPCをワイヤレス化

 というわけで、今回はこのデスクトップPC2台をワイヤレス化することにしました。デスクトップPCのスペックは以下です。

デスクトップPCその1
CPU Intel「Core i9-7980XE Extreme Edition」(18C/36T、2.6~4.4GHz)
CPUクーラー NZXT「KRAKEN X72 RL-KRX72-01」(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASUS「ROG RAMPAGE VI EXTREME」(Intel X299)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-4000C18Q2-64GTZR」(DDR4-4000 8GB×8、DDR4-2133で運用)
グラフィックス GALAKURO「GK-RTX2080Ti-E11GB/HOF」(GeForce RTX 2080 Ti)
ストレージ Intel「SSD 760p SSDPEKKW512G8XT」(M.2 NVMe、512GB SSD)
電源ユニット ENERMAX「MaxTytan EDT1250EWT」(1250W、80PLUS TITANIUM)
PCケース IN WIN「WINBOT」(E-ATX)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(October 2018 Update適用)
デスクトップPCその2
CPU Intel「Core i5-6400」(4C/4T、2.6~4.4GHz)
マザーボード ASRock「Z170 Extreme4」(Intel Z170)
メモリー Team「TED48GM2400C16DC01」(DDR4-2400 4GB×2)
グラフィックス MSI「GeForce GTX 960 2GD5T OC」(GeForce GTX 960)
ストレージ Apacer「AP480GAS330-JP」(SATA 3.0、480GB SSD)
電源ユニット FSP「AURUM 92+ 650 PT-650M」(650W、80PLUS PLATINUM)
PCケース Enermax「Fulmo.Q ECA3360B-GT(U3)」(ATX)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(October 2018 Update適用)

 デスクトップPCその1はCore i9-7980XEを中心に組んだハイエンドマシンで、マザーボードはそもそも2×2の11ac無線LAN(最大866.7Mbps)対応アンテナを同梱。なので、サクッとワイヤレス化できました。

デスクトップPCその1はマザーボード「ROG RAMPAGE VI EXTREME」同梱アンテナを設置して簡単にワイヤレス化。

アンテナはとりあえずPCケース内のデッドスペースに設置。

 デスクトップPCその2は無線LANを搭載していないので、思い切って4×4の11ac無線LAN(最大2167Mbps)に対応するPCI Express×1接続子機「PCE-AC88」(実売価格1万3100円前後)を購入。3世代前のメインストリームPCに挿すのはちょっともったいないスペックですが、これでケーブル問題から解放されるのなら安いものです。

ASUSの4×4 11ac無線LAN対応子機「PCE-AC88」。NitroQAMに対応し、最大2167Mbpsで接続できます。

PCE-AC88のアンテナは直接ボードに挿してもいいし、ケーブルでアンテナユニットに延長することも可能。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中