メロン出荷数1位は茨城県
仕事でよく茨城県大洗町に行くんですが、茨城県の名産品のひとつにメロンがあります。夕張メロンが有名なせいかメロンといえば北海道っていうイメージだったんですが、出荷数は茨城県が日本一なのだそうです。
農林水産省の平成29年度作況調査によると全国出荷量は14万700トン。そのうち茨城の出荷量は3万7400トンで約27%にもなります。ちなみに2位の北海道は2万2800トン、3位の熊本県は1万9200トンでした。
メロンが大きく育つように間引きされます
子どものころはメロンというとツルっとしたプリンスメロンか、網目模様で高級品のマスクメロンって感じだったんですけど、調べてみたらマスクメロンって品種の名前じゃないんですね。しかも網目模様に覆われているから”覆うもの”という意味でマスクっていうのかと思ったら、香水などで使われるムスク(ジャコウ)だったというダブルミス。ムスクのような香りがするメロンの総称なのだそうです。
このマスクメロンの中で、茨城で作られているのはアールス系と呼ばれる品種。茨城県のウェブサイト「茨城をたべよう」によると、茨城のメロンはこのアールス系のほか、イバラキング、愛ちゃんメロン、オトメ、アンデス、クインシー、タカミといった品種が栽培されているそうです。
アールスは8月から11月にかけて出荷されますが、ほかの種は4月~7月とちょっと早めで、2月ごろから実が大きくなり始めます。このとき実の数が多いとみんなで栄養を奪い合うため育ちが悪かったり味がいまいちだったりしてしまうため、育てるぶんを残して余分な実を摘み取る摘果という作業が行なわれます。作物でいう間引きの果実バージョンですね。もったいないような気もしますが、摘果をすることで厳選した実に栄養を集中させることができます。
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