プリンストンのデジギア道 第80回
MPP対応スタイラス、こだわる人のための「PSA-TPMS」という選択
約5000円で筆圧検知1024段階対応のアクティブスタイラスが描き心地◎
2019年01月31日 11時00分更新
HP Spectre x360 15で試用してみた
適度な重みが書きやすさにつながっている
今回は日本HPの「HP Spectre x360 15」で試用してみた。
実際に試用してみたところ、約21gという重量(単六乾電池の重量7~8g込み)とこの太さは、市販の製図用シャープペンシルや、金属製の細めのボールペンに近いと感じた。ペン先を「ソフト」「ハード」の2種類から選択できるため、ユーザーの好みに応じて書き心地をカスタマイズできるのもうれしい。
また、メーカーの標準品にもみられる仕様だが、グリップ部に2つのボタンを備え、それぞれ、「消しゴム」や「右クリック」というように、便利に使えるだろう。
なお、HP Spectre x360 15の標準オプションとしては「Spectre アクティブペン(8000円)」「Spectre アクティブペン 2(9800円)」の2種類が用意されており、こちらも評価の高い製品だ。写真はSpectre アクティブペン 2。
「紙っぽく感じられる感触」が心地よい
試しにPSA-TPMSを使ってイラストを作成してみた。
ペン先は「ソフト」で試用したが、適度な引っ掛かりがあり、抵抗感とHP Spectre x360 15のディスプレーに描画されるスピードは、現実の紙にサインペンなどで書いているのと近いものがあると感じた。
「本当に紙の感触に近い」というよりは、「デジタルデバイス上で紙っぽく感じられる感触を実現している」といったイメージが近いかもしれない。
ペイントソフトのメニュー選択なども、指では稀にタップミスが発生するが、本製品を使うと確実に狙った位置に触れる。細いペン先なので、Windowsそのものの拡大倍率を高くした状態で、込み入ったUIのソフトウェアを使うときにも操作しやすいはずだ。
描き心地・質感は◎
予備のもう1本としてもおすすめ
総評すると、本製品は、メーカー標準品として1万円前後で販売されているスタイラスと同等の性能に加え、高い質感、適度の重みを持ちながら、5000円を少しはみ出す価格で入手できる製品として、最良の選択肢ではないだろうか。
よりリーズナブルに同等の機能を実現するアイテムとしてオススメできるし、標準品、同梱品と相性が合わなかった際や、故障・紛失してしまった際の予備としてもオススメできる。
あるいは、標準品や同梱品と併用して、特定作業の専用ペンにしたり、会社や自宅のデスクに常に備えておく、「置きスタイラス」としても使えそうだ。カラーバリエーションも豊富だから、好みのカラーを選択して、楽しみながら使いたい。WPP対応機を持っているなら、ぜひ1本入手してみては?
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