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Threadripperは水冷が主流だけどちょっと予算が……という方へ

安くて冷えるThreadripper用簡易水冷クーラーを徹底テストで検証

2019年01月26日 11時00分更新

文● 石川ひさよし

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 最後に、ソケットTR4専用のリテンションが用意されているモデル。ヘッドのサイズは、ほかのCPUソケット規格にも対応するが、固定するリテンションとしてソケットTR4用のものも用意している製品ということになる。ひとつだけ注意点を挙げると、今回用意したAntecの「Mercury240 RGB」がその例だが、ソケットTR4用リテンションがオプション扱いとなるものもある。Threadripperのリリース前から販売されている簡易水冷で独自のリテンション構造をしているモデルでは、こうしたオプション扱いとなるものが多い。

Mercury240 RGBのソケットTR4用リテンションは、製品付属ではなくThreadripper付属でもなく、代理店から入手するオプション扱い。製品だけでは購入後すぐに使うわけにいかないところが注意点

Antec Mercury240 RGB。ヘッドとファン双方にLEDを搭載しており、今回の3製品中ではもっともハデ。ただ、白いパーツがアクセントになりケース内では映える印象だ。実売価格は11,000円前後

写真はソケットAM4用リテンション装着時のもの。サイドもカットしているので、CPU接触面の面積はもっとも小さい

LED用ケーブルは、LEDの数自体が多いぶん複雑。マニュアルコントローラあり/なしも分かれていて、間違いないよう組み合わせるには説明書をよく読む必要がある

 このように、ソケットTR4対応簡易水冷はいくつかのタイプに分かれる。その上で、簡易水冷の製品間にも特徴があって、そこで差別化されている。簡易水冷の選び方のポイントもまとめておこう。

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