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Threadripperは水冷が主流だけどちょっと予算が……という方へ

安くて冷えるThreadripper用簡易水冷クーラーを徹底テストで検証

2019年01月26日 11時00分更新

文● 石川ひさよし

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 次に、Asetek互換簡易水冷の存在がある。Asetekは、PC用簡易水冷の大手OEMメーカーである。実際には他社のブランドで販売されるのであまり耳にしないメーカーかもしれないが、ヘッド部分が円筒形でその円周に沿って複数のツメのあるリテンションで固定するタイプだ。ThreadripperのCPUボックスには、このAsetek互換簡易水冷用のリテンションが標準で付属する。ThreadripperのCPUボックスのなかに、ソケットTR4用のドライバの入った黒い小さな箱が入っているが、このAsetek互換簡易水冷用リテンションも入っている。今回用意した簡易水冷のなかでは、NZXTの「KRAKEN X52」がこれに該当する。KRAKEN X52は、Asetekの標準タイプとは少しヘッドの形状が異なるが、ツメの部分は同じである。KRAKEN X52付属のリテンションではなく、Threadripper付属のリテンションを用いれば、無事固定が可能だ。

Threadripperに付属するAsetek互換リテンション

NZXT KRAKEN X52。ヘッド部分はミラー加工の上にLEDも搭載している。実売価格は15,000円前後

ヘッド部分は円形で、Asetek互換のツメがあるため、本体側には付属しないがThreadripper付属のリテンションで固定できる

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