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業界人の《ことば》から第325回

業界のAmazon目指す、アルヒは住宅ローン市場で1位になれるか

2019年01月15日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「金融業の仕事は半分。残り半分はテックビジネスで占めたい。不動産テックとフィンテックを組み合わせた世界初の会社を目指す。お客様、不動産事業者、金融機関、消費財・サービスをつなぐ『マルチプラットフォーム企業』になる」(アルヒの浜田宏会長兼社長)

アルヒの社名は「ある日」が由来

 アルヒは住宅ローンの貸し出し、取り次ぎ業務などを手がけている企業だ。フラット35の取扱量では8年連続で最大規模を誇り、2017年12月には東京証券取引所市場第一部に上場した。同社の特徴は住宅ローンの貸し出し、取り次ぎ業務、保険代理店業務、銀行代理業務などの各種金融サービスに留まらず、さまざまなサービスとの連携で、人の一生をサポートする体制を整えた点にある。

 しかも、これらのサービスに新たなテクノロジーを採用。「金融業の仕事は半分。残りの半分は住まいと暮らしに関するあらゆるデータと、最新テクノロジーを活用したテックビジネスで占めたいと考えている」と、同社の浜田宏会長兼社長は語る。浜田会長兼社長はかつてデルの日本法人社長や、HOYAの取締役兼代表執行役最高執行責任者などを務めた経歴の持ち主だ。

アルヒ代表取締役会長兼社長 CEO兼COOの浜田宏氏

 アルヒの社名は「ある日」が由来。「人がある日家を買おうという決断し、ある日結婚しようと決め、ある日子どもが独立し、ある日子どもがいない夫婦2人の生活がやってくる。こうした人生の大きな節目のある日にお手伝いをする会社になりたい」というのが命名の理由だ。そして、ARUHIにはギリシャ語で「始まり」という意味もあるという。

 2000年6月の設立時の社名は、ソフトバンク・ファイナンスカード。2001年5月から日本初のモーゲージバンクとして事業を開始。アルヒに社名を変更する前はSBIモーゲージが社名だった。2015年2月にカーライル・グループ傘下に入り、浜田会長兼社長はその動きにあわせて2015年から同社に参画し、社名変更も主導した。

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