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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第22回

Macにもニューラルエンジン採用か:

アップルMac復権なるか 自社製チップが運命握る

2018年12月11日 16時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●T2チップでMacアプリが高速に?

 アップルは10月に開いたイベントでMac miniを紹介した際、以前のモデルに比べてHEVC動画のエンコーディングを30倍高速化したと紹介しました。

 HEVCとは「High Efficiency Video Codec」と呼ばれる形式で、写真や動画の画質を損なわず、JPEGやH.264など従来の保存形式に比べて半分程度の容量に圧縮できるようになります。大容量の動画を持ち歩くようになるほどHEVC対応は大きな意味を持つようになります。

 HEVCエンコーディングを30倍に高速化できた理由として挙げられたのが、T2チップでの処理です。ちなみにインテルチップでもHEVCエンコード高速化に対応していますが、それより効果的であることから、アップルはMac miniのアピール材料にしたのではないかと考えられます。

 チップの恩恵を受けるのはアップルのソフトだけではありません。動画エンコードアプリ「Permute 3」は、T2によるエンコードのハードウェアアクセサレーションに対応し、従来の2倍の速度でHEVC動画を処理できるようになりました。

 macOSだけでなく、Mac向けアプリも、今後Macに搭載されるTシリーズのチップの恩恵を受ける機能を実装できるようになることを示唆している、と考えていいでしょう。

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