このページの本文へ

マキタの掃除機 新規購入でおすすめはバッテリースライド式

2018年12月09日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

バッテリーはスライド式がベター

 まずクリーナー最初の選択肢は、バッテリーである。最初からクリーナーにバッテリーが組み込まれている「内蔵式」と「着脱式」がある。内蔵式のクリーナーは手軽で便利だが、内蔵バッテリーの電力はほかの機器に使えないから、ここでは選択対象外となってしまう。ニカドバッテリーを使うものも同様。申し訳ない。

 残った着脱式リチウムイオンバッテリーには、差し込み式の7.2V/10.8Vと、スライド式の10.8V/14.4V/18Vがある。このうちスマホの充電に使えるUSBアダプターがあるのは、スライド式の10.8V、14.4V、18V。

 差し込み式でもBluetoothラジオの「MR108」に装着すればUSB電源は取れるし、対応するLEDライトもいくつか選べる。手元にあるならぜひ活用したいが、スマホの非常用電力として、あえて新規購入する理由は思いつかない。

 そこで新規購入という条件付きで、スライド式の10.8V、14.4V、18Vバッテリーを使うクリーナーに絞ることにする。

紙パックVS.カプセル式

 続いての選択肢は、掃除機としての機能。これは集じん方式の違いで「紙パック式」と「カプセル式」に分かれる。分かれている理由は、もちろん一長一短があるから。

 紙パック式は吸ったゴミをパックごと捨てられるが、紙パックのランニングコストがかかる(10枚入り600円)。だからなのか、紙パック式の機種には、紙パックと互換性のある不織布のダストバッグが付いてくる。こちらは洗って繰り返し使えるから、ランニングコストの件はちょっと誤魔化せる。

 でも紙パック式のようなゴミ捨ての手軽さはない。Gのような見たくないものを吸ってしまった場合も、ちょっとイヤ。ゴミを排出しようとすると、ダストバッグを外して裏返したり叩いたりしなければならないから。Gがイヤなら、ぜひ紙パックを買って使ってください。

 一方、カプセル式はフタを開けてそのままゴミを捨てるだけ。紙パックのようなランニングコストはかからない。クリーナー自体の重量も、紙パック式より100gほど軽い。が、気をつけないとゴミを捨てる際にチリが舞う。細かいところにホコリが詰まるので、それも掃除しなければならない。そこにGのご遺体があったらすごくイヤ。

 ちなみに私は、ここでカプセル式を選んだ。なぜなら北海道の一般家庭には、まだGがいないからである。そしてカプセル式には写真のように排気をクリーンに保つためのフィルターが付いていて、時々クリーニングしなければならないのが手間なのだが、この問題は後に登場する驚異的な装置により解決する。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン