初めて「i7-8500Y」= 「AmberLake-Y」のベンチを測ってみた
VAIO A12 実機レビュー = VAIOの新型ノートPCは新Yプロセッサー搭載だっ
VAIOは11月13日に新モデル「VAIO A12」を発表した.タブレット着脱式の2in1で、法人モデルは「VAIO Pro PA」という名称だ. VAIO Aはタブレット型PCで、基本としては本体とキーボードユニットがセットである.もちろん合体した状態ではクラムシェル型として普通に利用できるノートPCだ.実機が到着したので試用してみた.
ひさしぶりのVAIOタブ
今回はYプロセッサーでファンレス設計
VAIOのタブレットというと、おじさんたちが思い出すのは「VAIO Tap 11」と「VAIO Z Canvas」である.Tapのほうは初のタブレットで11.6インチにコアi7-4610Yを搭載して2013年秋に発売となった.
Z CanvasはTDP45Wのコアi7-4770HQを搭載した超強力タブレットでクリエイター向きとして2015年夏に発売となった.タブレットにHプロセッサーを搭載したPCは後にも先にもこれ1台で、おじさんたちはとっても驚きました.
12.3型2560×1704ドットつまり3対2比率で1TBのSSDも選べるというモンスタータブで、とっても憧れたんですが40万円オーバーの価格で泣きながら買うのをあきらめた覚えがありますですはい.そうそう、裏側のスタンドがよくできていて、魔法のようでした.
今回のVAIO Aも12.3型だが、普通の16対9のフルHD解像度(1920×1080ドット)で、採用CPUはTDP5Wのコアi5-8200Yまたはi7-8500Yで、2コア4スレッドである.Z Canvasが通常のモバイルノートのためのコアi-Uプロセッサーの上を載せていたのだが、今度はその下のCPUなのである.WEBでカスタマイズできるVOMモデルではコアm3-8100YやCeleron3965Yも選択可能だ.
このi7/i5/m3の3種類のYプロセッサーは、今年の夏にインテルが発表した第8世代の最新モデルで、コードネームAmberLake-Yといい、第7世代のYシリーズに比べて、TDPが0.5W上がって、最大クロックが0.6~0.8GHz上昇している.
内蔵グラフィックスは前世代と同じ「HD Graphics 615」である.もちろんVAIO AはUプロセッサー搭載PCと異なり、冷却ファンは搭載していない.いわゆるファンレスマシンなのである.
VOMではメインメモリは4/8/16GBが選択可能で、SSDは256/512/1024GBのPCIeと、128/256GBのSATAが選べる.
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