本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第81回は、デジタルサイネージに表示するコンテンツをAcrobat DCでサクッと作ってみる。
画像からPDF化、テキスト入れ、再生までをAcrobat DCで完結
飲食店や小売店の店頭にデジタルサイネージを出し、店舗や商品をアピールすると集客や売上の向上を期待できる。とはいえ、本格的なデジタルサイネージを購入したり、表示コンテンツの作成をプロに依頼するとコストがかさみがち。予算がないなら、ミニPCとモバイルディスプレーをデジタルサイネージとして使う手がある。
コンテンツの作成も悩みどころ。いろいろなツールがあるが、デジタルに詳しくない従業員でも手軽に作成し、再生できるようにしておかなければならない。たとえば、飲食店であれば、オススメの商品を撮影した写真に商品名や価格を載せてスライドショーしたい。そこで、便利なのがAcrobat DC。1つのソフトで、画像からPDF化、テキスト入れ、再生まで行えるのが便利だ。
まずは「ファイル」メニューから「ファイルを単一のPDFに結合」を開き、「ファイルを追加」をクリックする。写真をまとめて選択して結合すれば、PDFファイルが作成される。ちなみに、普通に複数写真を選択してPDF化すると、1枚の写真につきPDFファイルが1つできてしまうので、必ずこのバインダー機能を利用すること。
続いて、「ツール」から「PDFを編集」を開き、文字を入れよう。「テキストを追加」をクリックし、文言を入力する。見にくい場合は、文字を選択して右側のパネルからフォントやサイズ、装飾などを設定すればいい。
ページ順に表示されるので、もし意図しない順番になっている場合は、「ページを整理」で位置を調整しよう。画像を追加したい場合は、「挿入」メニューからファイルを読み込める。画像を選択してごみ箱アイコンをクリックすれば削除も可能。これで、PDFファイルの準備は完了だ。
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