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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第11回

9月12日開催のスペシャルイベントを予想:

アップルiPhone 5cリベンジか

2018年09月04日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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iPhone 5cのリベンジ

 今年は有機ELディスプレイ搭載のiPhone X、iPhone Xの大型版とともに、6.1インチ液晶ディスプレイを備えた多色展開のポップなiPhoneの登場が期待されています。そのため前述のような「Yum.」ポスターを思い浮かべたわけですが、iPhoneも多色展開の経験がありました。

 2013年にiPhone 5sを登場させた際、iPhone 5と同等の性能のiPhone 5cを用意しました。精巧に平面が作られたプラスティックのボディとカラフルな5色展開で登場しましたが、性能が高いiPhone 5sに人気が集まり、注目を集めきれませんでした。

 しかしこのとき、新モデルとして2機種を発売する体制を確立し、翌年から毎年、4.7インチ、5.5インチの2種類のiPhoneを発売してきました。そして昨年、これまでの2つのサイズのiPhoneに加え、3種類目のiPhone Xを発売。2018年は3種類のiPhoneを発売する体制を継続することになると考えられます。

 MACお宝鑑定団Blogによると、液晶ディスプレイモデルのiPhoneは白、黒、金、黄、橙、青の6色展開になると期待されています。背面は引き続き、ワイヤレス充電への対応のためにガラスとなることから、原色のかなりはっきりとした色味のポップなラインアップになることが予測されます。

 昨年は、iPhone 8にもiPhone XにもA11 Bionicを搭載して性能差を作らず、iPhone 8シリーズも好調さを保っています。

 2018年モデルのiPhoneも、プロセッサなどの性能差は作らず、画面のサイズやテクノロジー、カメラなどの差異にとどめて、スタイルや色の好みに合わせてiPhoneを選べるようなラインアップを作ってくるのでは、と考えられます。

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