■海外旅行に常備するSIMとして最適
変なSIMだけでなく、海外でのデータ通信は多様化しています。料金と容量のバランスという点で、変なSIMの「1日500円で200MB」(200MB以降は低速通信)は、良心的な価格設定といえるでしょう。
ただし、SIM自体を切り替える、または入れ替えるため、日本からの電話を直接受けられなくなります。この点では、大手キャリアの海外ローミングや、グローカルネットなどが販売するクラウド型のルーターが有利な面もあるでしょう。
また、バンコクでは至るところで安価な現地SIMを入手できます。筆者はAISの店舗で、下り4Mbpsで7日間使い放題の音声通話つきSIMを270バーツ(約900円)で購入できました。
一方、変なSIMは毎月の維持費がかからないのがメリットです。「3年間未使用だと無効化される場合がある」という注意書きはあるものの、サブの通信手段として常備したり、現地SIMを買うまでのつなぎにしたりするのに便利といえます。
今後は、より大容量のプランや1週間プラン、周遊プランなどが拡充されることに期待です。
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