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最新パーツ性能チェック 第232回

タダでHDDがSSD並みに高速化!Ryzen&X470の「StoreMI」検証結果

2018年06月28日 12時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラ ハッチ

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 前述の通り、StoreMIでは最大2GBまでのメインメモリーをDRAMキャッシュとしてTierドライブに組み込める。その際のパフォーマンスはどうなのかもチェックしてみたい。

 DRAMキャッシュは一度Tierドライブを組み、手動で有効化する必要がある。まずはこの手順を軽く解説しよう。DRAMキャッシュは好きなタイミングで追加することができ、解除時にも再起動を必要としない。

Tierドライブを構成した状態でStoreMIのメインメニューを開くと、一番下の「Change Settings」がクリックできるようになる

変更するTierドライブにチェックを入れてから「Modify」をクリック

ここでTierドライブの設定を変更できるようだが、無償で使えるFuzeDrive的位置づけなのか、上半分はアクセスできない。DRAMキャッシュを追加するには“DRAM Cache”欄を「2G Cache」にすれば良い。このウインドウから読み取れることは、データは最初Slow Tierに入れられ、読み込みのIOリクエストが高いものをFast Tier側に入れていく(promoteと呼んでいる)ということだ

 ではDRAMキャッシュ付きTierドライブの性能を「CrystalDiskMark」で検証してみよう。ここでは1回計測する毎に再起動をかけている。

DRAMキャッシュ追加直後の「CrystalDiskMark」実行結果

DRAMキャッシュ追加後2回目の「CrystalDiskMark」実行結果

DRAMキャッシュ追加後3回目の「CrystalDiskMark」実行結果

DRAMキャッシュ追加後「CrystalDiskMark」4回目の実行結果

DRAMキャッシュ追加後「CrystalDiskMark」5回目の実行結果

 まずDRAMキャッシュの効果はリードに効くことがわかる。シーケンシャルリードで毎秒4GBオーバーは凄まじく速い。だが何回か再起動を繰りかえすうちに、突然DRAMキャッシュが効果を失ってしまった。今回の検証では4回目以降はDRAMキャッシュなしと同じ程度まで低下している。

 別の検証では3回目でDRAMキャッシュ機能が喪失するなど、まだ安定していないようだ。もう少し安定して動いていたら突然の電源断に対する耐性も調べたかったが、ここまで挙動が読めないとやるだけ無駄ということで見送った。

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