6月6日、AMDは台北にて開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2018に関連してプレスカンファレンスを開催。32コア・64スレッドの「第2世代 Ryzen Threadripper」を発表した。なお、GPUの発表もあったが、それは別の記事を参照してもらいたい。
「Zen+」シリーズのハイエンド向けチップセットとなる第2世代 Ryzen Threadripperは、12nmプロセスで、CPUコア数は最大32、スレッド数は64。発表時には歓声わくほどのモンスタースペック。
ステージでは、AMDのコンピューティング・グラフィックビジネスグループを担当するSVP・GM Jim Anderson氏がプレゼンを行ない、第2世代Ryzen Threadripperもチラ見せ。チップセットのデザインを見ると、基板上にダイが4つ搭載されており、8コア・16スレッドのダイが4つで32コア・64というスペックを実現している。
マザーボードに関しては初代Ryzenと互換性があり、X399チップセットで動作する。クーラーも同じ物が使えるとのことで、初代Ryzenを購入したユーザーはチップセットを買い換えるだけでなのはうれしいポイント。
プレゼンではインテルの「Core i9-7980EX」との画像処理比較も行なわれ、第2世代Ryzen Treadripperのほうが格段に早く処理が終了していた。市場へは2018年の第3四半期に投入される。
サーバー関連では、EPYCにもアップデートがあり、7nmのZen 2プロセッサーを搭載した最新モデルが2019年に出荷を予定。EPYCも従来モデルと同じソケットが利用できる設計になっているとのこと。
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